アシアナ航空B747-400型機で東京成田=ソウル仁川をファーストクラスでフライトした時の搭乗記です。チケットはソウル発券のUSエアウェイズ特典の最終区間になります。
アシアナ航空ファーストクラスチェックイン
2013年当時、成田空港のスターアライアンスチェックインは、航空会社を問わずクラス別にチェックインカウンターが用意されていて、Bエリアは各社のファーストクラス専用チェックインカウンターとなっておりました。
こちらのアシアナ航空カウンターでチェックインを行いますが、少々早く来すぎたようでまだカウンターが空いていませんでした。9:30になるとチェックインが始まり、ソウルまでのチェックインをしてもらいました。
ANAスイートラウンジへ
チェックイン後は制限エリア内のANAスイートラウンジを利用しました。スターアライアンス各社のファーストクラス利用時は、ANAスイートラウンジまたがユナイテッド・グローバルファーストラウンジが利用できます。
ANAのスイートラウンジは入室すると席まで案内され、おしぼりとドリンクをGHさんにサービスしていただけます。放置プレイのJALラウンジとはサービスコンセプトがやや異なるようです。
もちろんドリンクはシャンパンをオーダー。秋晴れの青空にシャンパンが輝きます。
この時はルイロデが提供されていたみたいです。ANAスイートラウンジは年に1回3月にシャンパンやワインの銘柄を入れ替えるようです。
簡単なアミューズだけ軽くつまみます。彩りもきれいで写真写りはいいですよね。
ちょっとした食事もいただきました。この後ファーストやビジネスに乗るのであればラウンジではあれもこれも食べないので、この程度で十分です。
これで終わらせるつもりが、ついついカレーに手が伸びてしまいました(笑)
アシアナ航空B747-400型機ファーストクラス・搭乗
搭乗時間になりましたのでゲートへ向かうと、そこにはB747-400型機がスタンバイしていました!!やはりジャンボは貫禄が違います。
搭乗ゲートは31番。UAラウンジから一番近いところ。アシアナは割とこの辺のゲートから出発することが多いです。搭乗開始とともにシップへと乗り込みました。
アシアナ航空B747-400ファーストクラス・シート
搭乗して入口でCAさんに搭乗券を見せますとファーストクラスのキャビンへ案内されます。FクラスはジャンボのAコンにありまして、独特の雰囲気を持つ空間です。
前方から見たファーストクラス・キャビンの様子です。縦4列ですが最後列の中央は2席並びとなっていて、同行者がいる場合にはこの席がいいと思います。
後方から見たシートの様子です。足元まで広々です。
アシアナの接客は礼儀正しくて日系に似ているところがあるように感じられます。機内アナウンスで「ご搭乗ありがとうございます」と挨拶するときもクルー揃ってお辞儀しているところも日系に似ています。
アシアナ航空ファーストクラス・ウェルカムドリンク
搭乗後はおきまりのウェルカムドリンクです。短距離の日韓路線でも抜かりなくシャンパンがウェルカムでサーブされるのはさすがファーストクラスです‼︎
銘柄はシャルル・エドシェックでした。
ナッツはしっかり袋から出されて提供されました。
ソウル仁川へ向けてテイクオフ
成田空港を離陸したシップは東京都心の上空を経て進路を西へ進めます。途中、富士山を拝むことができました。
アシアナ航空ファーストクラス・機内食
短い東京=ソウル線ですのでサービスは急ピッチに…、と思いきやとてもゆったりとした中でサービスが始まりました。まずはシャンパンのサービスから。
先日のヨーロッパ線にも積まれていたサーウィンストンチャーチルです。日韓線でシャンパン2銘柄も積んでいるなんて、アシアナすごい!
恒例のシャンパンショットを決めました。このショットはグラスの形、天気などのコンディションが揃わないと綺麗に決まりません。
そうこうしているうちに前菜のプレートがセットされまして、豪華なランチタイムの始まります。前菜はホタテです。シャンパンのお供には最高です。
アップで。
短距離路線なのにこの後スープが来ましたよ!
せっかくなのでワインは白ワインをチョイス。
欧州路線にはムルソーを積んでいたのですが、さすがにこの短距離でムルソーは体験できないようでした。
そして盛りだくさんのブレッドのサービスが回ってきました。
この後はいよいよメインに。ビーフはありませんでしたが、ラムのお肉がありましたので注文してみました。これが見た目もお味も大正解で、満足いく一品でした。
赤ワインは欧州路線と同じコルトンのグランクリュがありました。このクラスのワインは日系だと長距離Fでも出てこないですよ。それを日韓線で出してしまうアシアナのワインリストは実に素晴らしい!
そんな大満足のランチの締めはコーヒーとケーキ。本当に大満足でした。
でもせっかくなので日本食のデザートまで貰ってしまったようです。
食事の後はトイレを兼ねて機内を探索。ビジネスクラスのあるアッパーデッキにもお邪魔してみました。2-2配列のシートが並びます。ここもまたAコンと同じく独特の雰囲気が味わえる空間で、人気が高いキャビンでした。(個人的には、オーバーヘッドビンが小さくてスーツケースが収納できないので好きではありませんでしたが…)
ファーストクラスの自分の席に戻ってからはしばしフルフラットベッドで一休み。エコノミーだとソウルでも遠く感じますが、ファーストだとあっという間。仁川空港はすぐそこです。
Bottom Line
アシアナの日韓線のファーストクラスは手軽に乗れるスターアライアンスのファーストクラスとして使い勝手が良かったのですが、残念ながら2017年1月現在、ファーストクラスの設定がなくなってしまいました。この短距離でファーストを有償で利用する客はほとんどいないということなのでしょう。「短距離の日韓路線でも頑張ればフルコースのミールサービスは可能なのだ」ということを体感できたフライトでした。