さて今回からの旅行記は「エールフランスのA380ファーストクラスに乗る旅!」になります。
エールフランスの発券地が南アフリカのジョハネスバーグ(ヨハネスブルグ)でしたが、日本からジョハネスバーグまでの直行便はありませんので、今回はANAと南アフリカ航空を「広州・香港地区」で乗り継いで向かいます。
広州まではANA発券の特典、香港→ジョハネスバーグはAvianca特典利用でした。香港便が手配できれば良かったですが、混雑期には直前発券で特典が空いている訳がありませんので、今回は広州から陸路で香港に抜けるルートを取ることにしました。結論から申し上げますと、このルートは陸路移動が大変なので極力避けたいものですw
年末の出国ラッシュで激混みのチェックイン
出発の朝。いつも通り通い慣れた羽田空港国際線ターミナルにやってきました。しかし、この日は年末年始の出国ラッシュということもあり、今までに見たこともないくらいカウンターが混んでいました。
エコノミーならこの程度の混雑はよくありますが、ビジネスのカウンターの混雑は滅多に見かけません。
幸い、チェックイン荷物のない乗客は離れ小島のカウンターからチェックインできましたので、こちらからサクッと、とは行きませんでしたが、比較的短い待ち時間で手続き完了です。
その後、すぐにセキュリティに進みますが、こちらもかなり混みあっていました。ただ、日本の場合には手早く検査が進むので混みあっていても海外空港ほど時間は掛からないですから素晴らしいと思います。
尚、SFC以上の上級会員資格があれば優先レーンを使用可能です。「平会員+ビジネスクラス搭乗券」の場合には利用できないので、たまに外人が不思議がっている光景を見かけます。
ANAラウンジ
この日は搭乗ゲートが沖止めということもあり、メインのラウンジには寄らずに、奥のラウンジ(114番ゲート付近)を利用しました。
ラウンジもそこそこ混みあっていましたが、タイミングを見ればなんとか取材もできる程度の混み具合でした。おそらくメインラウンジの混雑は半端なかったでしょう。
シェフが作るお茶漬けを食べたことがなかったので、頂いてみました。メインラウンジでは提供しておらず、奥のラウンジだけでやっているみたいですね。
手っ取り早く朝食を食べるにはいい感じのお茶漬けでした!
ついでにカレーも少しだけ頂いたところで、搭乗時間が近づきましたのでゲートへと向かいました。
ANA B767 ビジネスクラスへ搭乗
この日の搭乗は133番ゲートから。あまり聞きなれないゲート番号ですが、羽田の国際線出発で沖止めに当たる経験は稀かもしれません。
行先はTier2路線の広州なので沖止めゲートも止むなしですw
バスに乗ってシップサイドまで進みます。
そしてこちらが今回の搭乗機であるB767-300ER型機、JALだと767(ナナ・ロク・ナナ)と呼ばれますが、なぜかANAだとB6(ビーロク)と呼ばれますね。個人的にはこの呼び方も、機材のサイズ感も、デザインも、古めかしさも、何から何をとっても大嫌いな機材ですがw (A380>B748>>>>>B777>B787>A350>A330>B767>>>A320>B737)
まあそんなナナ・ロク・ナナではありますが、沖止めの際に地上から見ると腐っても中型機ですので、そこそこの迫力は感じられました。
ANA B767 ビジネスクラス・シート
ゆっくりと写真を撮りつつ、タラップを登って機内へと進みました。
座席はこちらのビジネスクレードルシートです。残念ながらANAのナナ・ロク・ナナは完全にTier2短中距離路線専用機材の位置付けのため、フルフラットシートが搭載された機材はありません。
ただし787比較の唯一の利点としては、ビジネスクラスのシートアブレストが2-1-2になっていることでしょうか。中心席はソロシートになっているので快適です。あらかじめ混雑が予想されるフライトは窓側を捨ててソロシートを選ぶようにしています。
その分、サイドテーブルも少し広めになっています。
座席周辺の収納等
ということで広州までのフライトがはじまります!
ANA B767 ビジネスクラス・機内食サービス
さて機材的にはイマイチなフライトではありますが、こういう場合はいかにソフト面のサービスで挽回できるかが勝負となります。結果的にはいつも通りの最高品質のサービスのおかげで非常に満足度の高いフライトとなりました♪
まずはドリンクのカートサービスから始まります。
当然シャンパンからのスタート♪Duval Leroy
あられのおつまみとともに飲みます。
飲みながら見る映画は「コードブルー」
↑成田空港の急病人発生でドクターヘリが飛んでましたが、ANAの機内では映ってはいけない飛行機が映っていますw
サービスはいつも通りスムーズで、やがて食事が運ばれてきました。
残念ながら中国路線の食事はワンプレートでの提供ですので、飲兵衛がゆっくりチビチビ飲んでいると、メインにたどり着くころには肉が冷めてしまいます。
まあ、こればかりはどうしようもありませんので、気にせず飲みますw
シャルドネ・白ワイン
ボルドー・赤ワイン
前菜は彩が良くて良かった。
たしかメインはハンバーグだった。ステーキにように当たりはずれはなくて無難においしい。
そしてデザートはピエールエルメとコーヒー。
食後はトイレを兼ねて機内散策へ。
787に比べてやや古い機内ですが、こうやってみると広くて快適そうには見えます。
最後に日本茶をもらって食事サービス終了です。
この後は酒の力もあってから、寝ていました。クレードルで。
最後に口直しにスプライトをもらって、
シップは無事、広州白雲国際空港に到着です。
Thank you too!
こうして長い長い南アフリカまでの旅は順調にスタートしたのでした!!
ANA B767 ビジネスクラス搭乗のまとめ
正直お世辞にも機材がいいとは言えないフライトでしたが、総合的に満足度が高いフライトでした。機材が悪くても楽しめるのがいいキャリアですよ!その点、CXに近いといえば近いですかねw
さて、これから香港発の南アフリカ航空(SA)に乗り継ぐ訳ですが、CAN->HKGのKA便は時間が合わずSAに乗り継ぎできないため、今回は陸路で香港入りする以外に選択肢はありません。
別記事にてレビューしますが、このルートは精神的には半日掛かり?の大移動ですので、可能であればリピートすることは避けたいですw