US Airwaysのアワードでドイツ旅行をした時の復路のお話です。この時はドイツからチューリッヒ経由でスイース航空のファーストクラスを利用しました。今となってはスイス航空のファーストクラスはANAやUAなどのスターアライアンス他社アワードでは発券できない制度になってしまったのですが、この時は運良く予約できたので大変貴重な搭乗経験となりました。まずはチューリッヒのファーストクラスラウンジをレビューします。
この時の発券報告はこちら
エントランス
ラウンジの場所を探していると、ふとこんな感じのエントランスが現れました。なんとも変わったラウンジのエントランですが、スーツケースを持って階段を登り、中へと急ぎました。
ファーストクラスラウンジ利用資格
・スイス航空ファーストクラス利用客
・HON CIRCLEメンバー
・24時間以内にルフトハンザドイツ航空ファーストクラスに乗り継ぐ旅客
こちらのラウンジはスイス航空のファーストクラスが他社アワードで乗れない分、LHのFラウンジよりさらに入室基準が厳しいように感じます。有償搭乗とHON CIRCLEを「論外」とすれば、事実上ここに入室するにはスイス発フランクフルトまたはミュンヘン経由のルフトハンザ便ファーストクラスに搭乗するより手段はないかと思います。(そのルフトハンザのファーストを押さえるのも非常に難しいのですが…)
ちなみにHON CIRCLEとはルフトハンザのマイレージプログラムであるMiles&Moreの最上級会員のことです。10万マイル乗れば最上級に上がれる日系のFFPと違って、HON CIRCLEになるには2年でFクラスとCクラスだけで60万マイル乗らなければなりません。LHのビジネスは200%積算ですが、それでも2ヶ月に1回以上は欧州をビジネスで往復しなければならないレベルですから、よほど出張で多頻度で乗れる人以外はまずもって到達不可能なステータスでしょう。SQのソリティアPPSと並んで宝くじで1億円当たったら挑戦してみたいステータスです(笑)
ファーストクラスラウンジ
それだけ入室基準が厳しいラウンジではありますが、それでも世の中すごいものでそこそこ利用客で賑わっていました。HON CIRCLEメンバーが結構たくさんいるものと思われます。ラウンジ自体は特別高級感があるとかそういったことはなく、ごく普通のラウンジでした。
ラウンジ内の食事
食事類はビュッフェスタイルとオーダー式のアラカルトの両方が楽しめます。まずはビュッフェコーナーから。ビュッフェだけでもかなりお腹を満たせそうなしっかりとした料理が数種類並んでいました。
ファーストクラスラウンジですので、もちろんシャンパンも提供されています。銘柄はピペ・エドシェックでした。
白ワインも種類が豊富でした。
ダイニングコーナーの食事
上記に加えてレストラン形式の食事も楽しめます。このように豪華にテーブルがセッティングされています。
こちらがメニューです。SWISS Firstと書かれていますね。
メニューの中身です。ステーキとかあまり重いメニューはないようです。
一通りオーダーした後はワイン選びの相談をしました。せっかくSWSSのファーストに乗るのですから、ここはオススメのスイスワインを堪能したいということで、こちらの
Chateu du Chatelard Grand Cru
窓の外に見えるスイスの美しい景色に乾杯しながらワインを楽しいます。次こそはスイスに観光に来たいなあと。
ワインを楽しんでいるとオーダーした食事が到着しました。まずはスープです。
せっかくですので別のワインも頂きました。
そして軽食のサンドウィチが到着。でもこれはサーモンがサンドされていたようで、正直あまり口には合いませんでした。
食後はエスプレッソマシーンでコーヒーを淹れて、スイーツとともに楽しみました。
このリンツのチョコレートは1玉100円くらいしますので、普段はお土産で貰う以外には食べられません。特にホワイトチョコレートが美味しいのですよね。普段は慎ましい生活を送っているので小さなことで幸せを感じられる私なのでした(笑)
さて、搭乗時間になりました。担当のGHさんに呼ばれると駐車場まで連れて行かれました。これからこちらの車に乗ってシップ近くまで送迎してもらえるようです。ルフトハンザ系列のエアラインなのでサービスのコンセプトは似ているようですね。
それでは次回はいよいよSWISS航空のファーストクラスに搭乗して成田に戻ります。
久しぶりのコメントになってしまいました。
その昔UAMPが全盛期を迎えていた頃に、NRT-FRA-ZRH-JNBの途中にLXのFラウンジを利用したことがあります。
但し、NHのスイートラウンジ及びLHのFでお腹いっぱいになってしまい、ZRHに到着した時には食べられる状態になく、殆ど食事を取れなかった点が今となっては心残りです。
しかし、写真を拝見した限り、シャンパンやワインも高級品でもないですし、食事も割と普通な感じですので、LH>>>LXという感じにも思えましたが、如何でしたか?
なお、この旅程を発券出来た時のUSのエージェントの対応、それ以外にも地理感覚のなさなど色々な意味で伝説に残る会社でしたね(笑)。
◆疾風さん
ご無沙汰しております。ブログから遠ざかっており、返信が遅れましてすみません。
ご指摘の通りLHのFタミの方が圧倒的に魅力的なラウンジかと思います。
滅多に入ることができないラウンジなので、その希少性だけが惹きつけられるものかと笑
USのエージェント、単純旅程のアワードでも予約を作るだけで30分は掛かってましたからね。
とは言え、柔軟なルーティングや必要マイル数は本当に魅力的なプログラムでした。