Up in the SKY

〜年3回ファーストクラスで海外旅行するためのマイル活用術〜

ANA ファーストクラス

ANAファーストクラス搭乗記|東京羽田→ロンドン NH211 Dec2016

投稿日:

久々にANAのファーストクラスが恋しくなって、ちょっくら特典でロンドンまで行ってきました。チケットは何の変哲もない単純往復のANA特典です。別にロンドンに用事があるわけでもなく、単にANAのファーストクラスに乗りたいがための旅ですw

スイートチェックイン

出発は羽田空港。成田と違いZ屋敷と呼ばれるほどの仰々しい施設はありませんが、F搭乗客とダイヤモンドメンバーのチェックインは専用のカウンターで行われます。チェックインの際、この日のファースト客は2名との知らせを聞き、快適なフライトが期待出来そうです!

ANAスイートラウンジ

チェックイン後はすぐにANAスイートラウンジへ向いました。

この日はファーストクラスで優雅に出発、と行きたいところでしたが、どうしても搭乗前に片付けなければいけない仕事があり、電話をしたり調べ物をしたりで最後の最後まで慌ただしい出発でした。そのためラウンジではあまりゆっくりできませんでした。

それでもANAのラウンジは最初のワンドリンクをGHさんがオーダー取ってくれるのでとても助かります。銘柄はCOLLETです。

やっと一段落ついたので朝食代わりに簡単な冷菜だけ頂く時間がありました。

そう言えばチェックイン時にカウンターで貰ったクリスマス関連のグッズ。なぜか青色です。ANAにはクリスマスを素直に赤で祝えない根深い事情があるようです(笑)

搭乗

搭乗時間が近づいてきたのでゲートへ向いました。優先レーンは細分化されていて、F&DIAとC&スターGの2種類に分かれています。今回はありがたくこちらの最優先レーンから搭乗させて頂きます。

 

まずはお手伝いが必要なお客様の搭乗がはじまります。さすがにこのカテゴリーはファーストよりも先に乗せるようです。その時のボーディングアナウンスがこちら。

世界のANAらしくボーディングアナウンスもネイティブEnglishでカッコヨカッタです☆×5

ANAファーストクラスシート

お手伝いな必要なお客様の搭乗が終わると、ファースト&DIAの最優先搭乗です。ありがたく一番乗りで搭乗させていただき、ファーストクラスのキャビンへ向いました。

この日は搭乗客が2名だったので、Lサイド半分が貸切でしたw 1列目より2列目の方が好きな性分なので、貸切フライトでも2Aが自分のデフォルトポジションです。

もうお一方が搭乗される前に一通りキャビンの撮影を済ませておきました。

ANAファーストクラスウェルカムドリンク

いつも通りウェルカムドリンクはビジネスクラスのシャンパンかオレンジジュース。

KRUG派の私はあえて地上ではアルコールをセーブしてオレンジジュースを頂くことにしています。

ボーディングコンプリートになると、いよいよドアが閉まります。ANAでは2016年12月よりドアクローズのアナウンスが「セットスライドバー!」に変わりました。

 

より詳しくは下記の記事をご参照下さい。

 

こうして出発準備が整うと整備士さんが手を降ってお見送り。日本らしいおもてなしを感じる出発風景です。

これからロンドン・ヒースローまで約12時間の長旅が始まります!

ANAファーストクラス最高の機内食

さてさて、シートベルトサインが消えますといよいよお楽しみのファーストクラスの機内食サービスが始まります。早速ドリンクを聞かれ、看板のKRUGをオーダーします。「いつもの」ってお願いしたらKRUGが出てくるようにPAXインフォに入れてもらうことはできるのでしょうか?その域まで達したらカッコイイですね。どなたか試してみてはいかがでしょうかw

黄金のシャンパンKRUG☆ たまらないです。

ANAのシャンパンはここのところKRUG+もう1本という体制ですが、この時はアンリジロー。ANAロゴ入りのスペシャルボトルでの提供でした。

という訳でもしろん2本飲み比べです。別々に飲んでも味の違いってよくわからないですが、このように同時に飲み比べられると結構違いを感じられるものです。

だいたいいつもKRUGの圧勝という結論なのですが、今回の対抗馬もなかなあ美味しいシャンパンで、そこそこイケました。調べてみるとそこそこいいお値段がするシャンパンのようです。楽天での市場価格はこちら。

青い空を眺めながらの高級シャンパンの飲み比べ♪苦労して?マイルを貯めてきたご褒美には最高の体験です。やはりファーストクラスはビジネスと比べてもと一段と華やかです。

そしてドリンクサービスとともに提供されるのがアミューズ。庶民の私の感覚でいうところの「お通し」なのですが、そんな書き方をしたらANAさんに怒られてしまいそうです(笑)

このアミューズがまた凝っていて、いつも本当に素晴らしいと思うんですよ。味も見た目の最高だと思います。塩麹サーモン、イクラ、生ハム、蟹爪などなどシャンパンが進むラインナップです。

ANAファーストクラス・前菜

アミューズだけでKRUGが何杯でも行けてしまいそうですが、ここからはいよいよコース料理になります。引き続きシャンパンにあう素晴らしい前菜が提供されます。ANAファーストクラスの前菜は3種類。すべて頼んでもOKですが、今回は2種類のみ注文しました。

まずはキャビアとずわい蟹のサラダです。ファーストクラスらしい上品な盛り付けで提供されました。

中にはずわい蟹が沢山入っていますね。お味は言わずもがな最高です。

そして高級食材&ファーストクラスの代名詞キャビアです。一時期は瓶ごとでの提供を辞めていましたが、今回からまた瓶ごとスタイルが復活したみたいです。

産地と内容量を確認。フランス産で内容量は18gのようですね。

キャビアは金属製のスプーンで食べてはいけません。金属と接触すると味が変わってしまうからのようです。キャリアによってはキャビア専用のスプーンを用意してくれるので、それを使うようにしましょう。

そして前菜とともにブレッドが用意されます。温かくていい香りがキャビンに漂います。

4種類全部いただくことにしました。どれも美味しかったです。

そして前菜の2品目、「スモークホタテと野菜の取り合わせ カレーの香るキャロットソース」です。

こちらはホタテはとても美味しかったのですが、ホタテにカレー味のソースは合わないように感じました。。。

ANAファーストクラス・メインディッシュ

いよいよメイン。牛・魚・豚の選択でしたが、やはりここはビーフを!ということで「黒毛和牛フィレ肉のグリル」を注文しました。

このフライトのチーフが歴代のANAのフライトの中でも1,2を争うくらい素晴らしい人で、食事、お酒の知識はもちろん、ユーモアありトーク力あり、「無理難題は大歓迎です」とまで豪語する大ベテラン(所謂NHBBBBBA)の方でしたw

そんなチーフ、ステーキはマスタードがオススメですとボトルごとマスタードを提供してくれました。またわさび醤油も美味しいですよ、と色々と食べ方を教えて頂き、すごくありがたかったです。

お肉の断面です。見た目パサパサかな~とも思ったのですが、食べてみるとものすごくジューシーなお肉で、乾燥する機内でもペロリと完食してしまいました。

またこのチーフ、若い頃は一晩でボトル2本くらいは開けていたという実力の持ち主でもあられまして、お酒の知識も豊富でした。最初は自分でボーヌ、ブリュゴーニュのプレミエクリュを選んだのですが、

途中でマルゴー、ボルドーも持ってきてくれました。こちらの方がオススメですよと。確かにこちらの方がパンチが効いていて美味しいワインでした。だいたいワインリストのトップに載っているワインがオススメのケースが多いようです。

最後はチーズを楽しみながらワインをちびちびやっていました。チーフおすすめのチーズの食べ方ははちみつをトッピングするというもの。ブルーチーズなど塩分が強いチーズに対してはまろやかな味になって食べやすくなりますね。

いつもは満腹でたどり着かないデザートワインにも挑戦してみました。ハンガリーのトカイワイン。甘口の貴腐ワインです。チーズとともに楽しみました。

本来ならこの後はファーストクラスのデザートなのですが、酔っ払っていい気分になったので、ここでどうしても一風堂の味噌ラーメンが食べたくなり、オーダーしてしまいましたw

「これが美味しくて、やめておけばいいのにいつも注文してしまうんですよね」と自分。

するとチーフ「わざわざ機内で召し上がらなくていいんですけどね、飲むとつい”〆め”に食べたくなっちゃうんですよね~」と、乗客の心理を理解したさすがのコメントでしたwww

一風堂のラーメンを食べ終えたところで寝落ち…。デザートを食べそこねましたが、少ししたところで目が覚めました。ここで口直しにマップルジュースを頂きます。ちなみにこれはアップルジュースではなく、ぶどうジュースです。旨味成分がたくさん含まれたジュースという感じでした。

食べそこねたデザートを頂きますが、どうもメニューには魅力的なデザートがなくて、ビジネスクラスのデザートにしてもらいました。ビジネスはピエール・エルメ監修のデザート。ピエール・エルメの大ファンの私はついついこちらを選んでしまいました。

ちなみに2013年当時はファーストのデザートもピエール・エルメでした。この時は3種のデザートをすべて頂いてきました。その時の搭乗記はこちらになります。

 

最後はアールグレーティーとプティフールでした。

食後は映画鑑賞に時間です。映画館で映画を見るという習慣がない私は機上のエンターテイメントシステムが唯一の映画視聴機会です。今ハヤリの「君の名は。」を鑑賞。上海線に乗った時も見たのですが自分にはストーリーがイマイチ腑に落ちず、2回目の視聴となったのでした(笑)

その他に「アナと雪の女王」、「救命病棟24時」などを見て過ごしていました。普段はすぐ寝てしまうのですが、12時間殆ど起きっ放しのフライトは滅多にない経験でした。

それでもちゃんと隣の席がベッドメイクされていたので、ちょっとだけゴロゴロさせて貰いました。

欧州が近づくと再び機内食のサービスの時間です。その様子はまた次回に。

 

-ANA, ファーストクラス

執筆者:


  1. マイラーには成れないめんどくさがり屋 より:

    The_miles_flyer様

    はじめまして

    素朴な疑問です、スターアライアンスで世界一周するのですがANAのマイルを増やすのが良いのか個々の航空会社のマイルを登録するのが良いのか知りたいのですが教えて頂けますか宜しくお願いします。

    • The_miles_flyer より:

      ◆マイラーには成れないめんどくさがり屋さん
      はじめまして、こめんとありがとうございます。
      さて、ご質問の件ですが、マイルを積算するのであればどこか1つのプログラムにまとめた方が使い道が広がるかと思います。
      世界一周楽しんできて下さい!

  2. マイラーには成れないめんどくさがり屋 より:

    ありがとうございます。いつも見させて頂いています。

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

OZアシアナ航空ファーストクラス搭乗記<シート編>|ソウル仁川→フランクフルト OZ541 May2013

USエアウェイズの特典でドブロブニクを旅行した時のお話です。ソウル発の旅程でしたが、前日にソウル入りして1泊してからの出発となりました。空港付近の安宿の送迎で仁川国際空港へ向かいました。   …

ANA B789 スターウォーズジェット ビジネスクラス搭乗記<シート編> NH853 東京羽田~台北松山 Apr2016

普段はリージョナルのB787で運行される台北便ですが、4月のとある日の機材繰りを見ているとB789で運行される日があることを知り、サクッと台北まで行ってきました。リージョ便で新型スタッガードシートを体 …

【発券報告】AMCで行くSQ|A350ビジネスクラスに乗る旅!

SQシンガポール航空が最新鋭のエアバス機A350型機を導入しました。SQではロングホール機材同様、A350型機も上級クラスは他社アワードに開放していませんが、香港線、ジャカルタ線、クアラルンプール線な …

【発券報告】Dividend Milesで行くドイツビール紀行(ANA/LXファーストなど利用)

私の大好きだったマイレージプログラム、US Airways Dividend Milesネタはまだまだ続きます。ご存知の通り、今ではアメリカン航空と合併し、ワンワールドに加盟しているUSエアウェイズで …

ANA 羽田発着のニューヨーク・シカゴ・クアラルンプール線のスケジュール発表か!

ある海外サイトの発表によりますと、ANAは2016年冬スケジュールの羽田発着米国線のスケジュールを発表するとのことです。 それによりますと、ニューヨーク線、シカゴ線のスケジュールは下記の通りとなるよう …

サイト内検索