いよいよ世界一周航空券の記念すべき第1区間がスタートします。出発地はモザンビークのマプト。ここからカタール航空の拠点であるドーハまでフライトします。ファーストクラスの航空券ですが、この区間はファーストの設定がないのでビジネスクラス(Dクラス)が予約クラスとなっています。
カタール航空ビジネスクラス・チェックイン
マプト国際空港のカタール航空チェックインカウンターにやってきました。ヨハネスブルグから到着して5~6時間ほど待ち時間がありましたので、カウンターオープンと同時にチェックインします。
マプトの地上はデキ子で、マプト→ドーハ→ドバイとチェックインしたところ、ドバイ→ドーハはちゃんとファーストクラスの色のボーディングパスで発券してくれました!!
マプト国際空港はアフリカの田舎の空港といった感じ。まだお昼ですが出発する国際便は残り僅か6便ほど。就航しているのはエチオピア航空、カタール航空、ケニア航空、南アフリカ航空、トルコ航空といったところ。後は地場のLAM航空だけです。
この後はセキュリティと出国審査を通過しますが、これがまた酷かった!!
セキュリティに向かう途中の空港警察は「喉乾いた、ジュース買って。買ってくれなきゃ通さないぞ」と。
セキュリティの係員は「いくら金を持っているか全部出して」と言いながら財布の中身をひっくり返して物色してきました。そして「Give me 20EUR」とあからさまな賄賂要求!
もちろん断固として拒否いたしました。今まで世界50カ国以上を旅してきましたがこんなに腐りきった国は初めての経験です。
ラウンジは地場のLAM航空のフラミンゴラウンジを案内されました。
ここは典型的な共用ラウンジといった雰囲気です。
食べられそうな食事はありませんでした。。。
折角なので地元のビールだけ頂いてひたすら時間を潰していました。幸いwifiはまともに動いていたので良かったです。
カタール航空ビジネスクラス・搭乗
さていよいよ搭乗開始の時間です。ゲートへ行くとそこには搭乗予定のシップの姿がありひとまず安心です。このド田舎のマプトですが、幸いなことに使用機材はB787-8。A380を除けばカタール航空の中では1番目か2番目にいい機材です♪
田舎の空港ですが、しっかりとビジネスクラスとワンワールド上級課員の優先搭乗は徹底されていました。
搭乗の行列を待っているとGHさんに話しかけられて、自分が日本人と分かると「Are you going to Haneda or Narita?」と聞かれました。航空会社の職員といえどモザンビークで羽田や成田を知っていたのには少々驚きました。聞くところによれば結構日本人の乗客も多くて羽田や成田に乗り継ぐ人が多いから知っているのだとか。
でも今回は自分はRTWなので羽田には戻らずに色々と飛び回ってくるんだよ~って話で盛り上がってました。また1年後に帰ってくるかもよ~と軽く挨拶しておきました。(またRTWが爆安で売られていればの話ですが(笑))
カタール航空ビジネスクラス・シート
今回は搭乗にあたってVery First Personとなることができまして、乗客が誰もいないビジネスクラスのキャビンを撮影することができました。
シートはリバースヘリンボーン型シートです。全席通路アクセスでフルフラットというスペックの高さは勿論ですが、流線型のデザインも美しいです。
フルフラットにした状態です。
別の角度から。足元も比較的広々としていて快適です。
暫くすると早速ウェルカムが配られました。もちろん定番のシャンパンをお願いします。ウェルカムから背の高いフルートグラスで出てくるのはさすがです。他社はファーストでもここまで気合を入れてウェルカムドリンクは出てこないところも多いです。
ドーハに向けて出発
定刻になると出発準備が整ったシップはプッシュバックを開始しました。お馴染みFCバルセロナのセイフティービデオです。軽快な音楽が好き♪
そしてこのアラビア語バージョンを発見しました!こちらも一見の価値ありです!!
そしてこのフライトでもアフリカ恒例の殺虫剤散布が行われました。カタール航空の殺虫剤は無臭でしたが、それでも健康被害が心配です。
滑走路に向かう途中、地元のLAM航空のエンブラエル機が見えました。
ガラガラの地方空港なので離陸待ちもなくスムーズにテイクオフ。これからドーハに向けておよそ8時間の旅がスタートです!
首都でありながら高層建築などは一切見当たらないマプトなのでした。
カタール航空ビジネスクラス・機内食
安定飛行に入ると早速機内食の時間です。まずは飲み物を聞かれましたので、懲りずにシャンパンを頂きます。ボトルはビルカール・サルモンとランソンロゼでしたが、今回はビルカール・サルモンを選びました。
マレーシア人の優しチーフが丁寧にサービスしてくれました。
昔飲んであまり美味しいイメーイがなかったビルカール・サルモンですが、飲んでみると意外とフルーティーでおいしいです。
しばらくシャンパンを楽しんでいると、ワゴンサービスでテーブルの準備に来てくれました。こうした演出があると気分が盛り上がりますよね。
ファーストクラスだとブレッドがフルセットで提供されるのが一般的ですが、ビジネスクラスでこの気前の良さは珍しいです。
スタートはスープからでした。メニューを持ち帰り忘れたので難のスープかは思い出せませんが、とにかく美味しかったことだけは間違いありません。
前菜はチキンのサラダです。見た目はもちろんお味も良かったです。カタール航空の機内食はレベルが高いと思います。
前菜とともに頂いたのはシャブリのプレミエクリュ。ワインのレベルもビジネスクラスにしてはなかなかのものです。
そしてメインはタイ風グリーンカレーを選びました。このアフリカ路線においてアジアの料理が提供されているのがなんともグローバルに感じます。ちょうど担当してくれたCAさんもタイ出身の方でしたね。
この日は珍しくお腹に余裕があったのでチーズプレートを頂きました。
一緒にデザートワインを頂きます。このワインも甘くて美味しかった!
最後はデザートのケーキとコーヒーを貰いました。
大満足の食事でした。
食事が終わった後はトイレを兼ねて機内探索に。この日もビジネスクラスの座席はほぼ満席の状態でした。
実は後方に2席の独立した座席があるのですが、この日はこの2席だけが空席でした。
ブログを書いたりウトウトしたりしているうちにシップはもうアラビア半島に差し掛かりました。この日もイエメン上空を避けるため?アラビア半島を大回りするコースでした。
無事カタール航空の本拠地であるドーハのマハド国際空港に到着です。
降機後に窓の外を眺めるとQRの機材が一杯でした!
深夜のマハド国際空港、一見静まり返っているような感じですが、当然そんなことはなくて、この後乗継のセキュリティを超えたら相変わらず乗継客で賑わっていました。
この後は翌朝のドバイ行きに乗継ぎますので空港で夜を明かすことにします。
Bottom Line
記念すべきファーストクラス世界一周航空券の第1区間にしてビジネスクラスのフライトだったのですがそれでも満足度が高いフライトでした。シートはフルフラットでソロ仕様ですのでプライベート空間はしっかり確保され何をするにも快適です。また食事は味も見た目もよくて満足できるものでした。ワインの種類やレベルも充実していてさすが5-starだなと感じるサービスでした。
『今日のスープ~新鮮な素材で私達のシェフが仕立てました』
~詳しくはあなたの担当クルーにお尋ね下さい~
と掘り起こした画像にありました。が私、スープは出なかったような・・・。
◆AWARD TRAVELERさん
この路線に日本語メニューがあったとは思えませんが、間違いなくマプト便のメニューブックをご覧になっていますでしょうか?(笑)