JALビジネスクラス搭乗記|成田→上海 JL837 Nov2018
上海からシンガポール航空のスイートクラスに搭乗するため、ポジショニングフライトはJALビジネスクラスを利用しました。チケットはイベリコ豚祭りで入手した9万Aviosを利用して発券したアワードです。
JALチェックイン・ラウンジ
この日は久しぶりに成田空港からの出発。乗り継ぎ便が浦東発だったので虹橋便よりも都合が良かったです。
ファーストクラスチェックインと言えど簡素な造りになっている羽田空港と違って、成田空港はかつてJAL国際線の総本山だった空港ですので、その名残りからファーストクラスのチェックインカウンターは非常に重厚な佇まいでございます。
残念ながら今回はファーストクラス利用ではありませんが、JAL DIA会員の資格を利用してこちらのカウンターを利用させて頂きました。
その後はこちらの優先セキュリティレーンから出国いたしました。
このセキュリティを通過し、出国審査を出ると目の前はJALラウンジのエントランスです。中に入ると右手がサクララウンジ、
そして左手がファーストクラスラウンジです。
ファーストクラス客に加えてoneworldエメラルドステータスがあれば入室可能です。
この日のメインコースはシンガポール航空のスイートクラスですので、ここでの飲食は控えめにしておきます。この時の寿司は激ショボでした。
シャンパンと白ワインです。名物のローランペリエはサテライトでしか提供されていないのが残念なところ…。朝早いフライトだとさすがにサテライトまで行って戻ってくるのは大変です。
今回はドンペリとKRUGの飲み比べも楽しみたいので、こちらのラウンジはアルコールを自重しましたw
かつては747が3機も4機も並んで見えたものですが、今では77Wが駐機していればいいくらい、酷い時は全部787しか並んでいないこともありますよ。
JALビジネスクラス・搭乗
羽田ばかり使っていると、どこか懐かしさを感じる成田の搭乗風景です。
本日の搭乗機はB787型機です。
トッププライオリティの搭乗レーンが用意されていました。
毎回何十人という客がこのレーンから搭乗していきますので、DP会員が異常に増殖しているように感じますし、インボラが都市伝説と化しているのも頷けます。。
では上海まで!
JALビジネスクラス B787 シート
機内に入るとビジネスクラスにはSS2と呼ばれるリバースヘリンボーン型のシートが並んでいました。このような短距離路線にもまともなシートが導入されること自体、JALにしてはなかなかやりますなあ。
シートは窓側のシングルシートを選択しました。CXのリバースヘリンボーンに比べれば一回りコンパクトに設計されていますが、十分に快適なシートです。
こちらのコントローラーでシートリクライニングをコントロールします。
で、フルフラットにした状態がこちら。必要最低限のスペースは確保されているかと思います。上海便ほどの短距離でフルフラットになるなら御の字でしょう。
シートまわりにはサイドテーブルも確保されております。また窓側のシートは完全にソロシートになっていますので、ぶっちゃけ欧米線に導入されているJAL SKY SUITEよりも居住空間の快適性は高いのではと思ったりします。
フルフラット状態の足元の様子です。左奥がなぜか空洞になっていないので、やや狭いのかもしれませんが、それでもストレスを感じることはなかったです。
後方からキャビン全景をキャプチャーした様子です。新しくて快適そうなシートに見えますね。
ご覧のようにダイニングテーブルはシートの壁から出すパターン。肘掛けの所から出すより出し入れが楽だし、機能性はいいと思います。
JALビジネスクラス・機内食
上空に上がってからはお楽しみの機内食です。短距離路線でもビジネスクラスは食事の前にドリンクサービスがあるんですね。シャンパンとお水をオーダーしたところ、こんなグラスで出てきました。
遂にJALも足つきのシャンパングラスを廃止してANAっぽいスタイルのコップに変えたんですね。ちょっとチーフに聞いてみたところ2018年11月から新しいものに変わったのだとか。短距離路線だけでなく欧米便もこのグラスになったようです。
グラス底面には鶴丸のロゴ入りです。
すでにANAのビジネスクラスでは先行してこのような足なしのグラスになっていますから慣れていますが、やはりシャンパンショットの絵面は少々悪くなりますなw
そして食事。ここは短距離便ですのでさすがにワンプレートです。
メインは洋食のハンバーグを選択しました。
ステーキと違ってハンバーグは焼き加減に怯える必要がありませんw
個人的な感覚では機内でステーキを注文すると10回に6-7回はパサパサのウェルダンなのでハズレが多いです。その点割り切ってハンバーグというのは悪くないです。
最後はハーゲンダッツとコーヒー。
食後はトイレを兼ねて機内散策へ向かいました。エコノミークラスは2-4-2アブレスト。B787では多くのエアラインが3-3-3配列にする中、ゆとりがあるようです。
ちなみにこの新・間隔エコノミー、先日ソウル便で初めて座りましたが、昔のグレーのボロいシートより大幅に快適になっていますね!
そうこうしているうちに窓の外には大量の船舶が見え始め、
無事、上海浦東国際空港に到着です。
ここはカスチームメンバーでJALと共同事業を行うことになっている中国東方航空の本拠地です。いつか東航のFも乗ってみたいですね(笑)
JALビジネスクラス搭乗のまとめ
このような中国の短距離路線、しかも成田発着路線ともなるとオンボロの機材が使われているようなイメージが強いですが、最近は随分改善しているのですね。SS2は賛否両論あるシートですが、個人的には非常に快適性は高いと思いますし、ましてそれがこのような短距離路線に導入されているのであれば非常に乗り得だと思います。