普段はリージョナルのB787で運行される台北便ですが、4月のとある日の機材繰りを見ているとB789で運行される日があることを知り、サクッと台北まで行ってきました。リージョ便で新型スタッガードシートを体験できるまたとないチャンスです!!
羽田空港国際線ターミナルへ
B789で運行される便はお昼過ぎのNH853便でしたので、当日はゆっくり羽田空港へ向かいました。台北観光のためには朝一の便で出発したいですが、今回は機材優先なので致し方ありません笑
羽田空港国際線ターミナルにて。そろそろ鯉のぼりの季節という時期でした。
チェックイン
空港に到着後はすぐにチェックインを済ませます。預け入れ手荷物はありませんが、どうしてもATB券タイプのボーディングパスが欲しいので、アプリでの搭乗券取得や自動チェックイン機の利用は乗り気になれず、カウンターを利用してしまいます。。
この日はビジネスクラスのチェックインカウンターもやや混雑気味でした。
羽田空港国際線展望デッキへ
普段ですとこのままラウンジ直行なのですが、この日はstar warsジェットでの運行ということもあり、展望デッキから搭乗機を撮影してみることにしました。
ちょうど展望デッキに着いたことに、運良くstar wars塗装のB787-9がタキシングされてやってきました。
これはR2-D2ジェットというのでしょうか?今回の旅の目的が、”star wars”ではなく、”新型スタッガードシート”という私ですので、もちろんスターウォーズのことは全く詳しくありません笑
でもANAのコーポレートカラーである青色ととてもよくマッチしたいいデザインの機体に見えますね!
少し時間が経つとフランクフルトからのルフトハンザ機が到着して、駐機場はスターアライアンス1色に。逆サイドを見ても、この時間帯JAL機は1機もいませんでした。。
展望デッキでしばらく飛行機を眺めた後は、出国してANAのビジネスクラスラウンジへ向かいました。ラウンジの様子はこちらをご参照。
搭乗
搭乗時刻開始前から優先搭乗レーンにスタンバイし、搭乗開始を待ちました。お手伝いが必要なお客様、お子様をお連れのお客様、そしてダイヤモンド会員様に続いて、ビジネスクラスとスターアライアンスゴールドメンバーの優先搭乗が開始されました。
今回は高まる気持ちを抑えきれず、ビジネスクラス優先搭乗のトップで急ぎ足で機内へ向かいました。
飛行機のドアにはR2-D2の塗装がされていました。
機内へ入るとビジネスクラスキャビンの入口でヨーダがお出迎え!こんな演出まであるとは、ANAの気合いの入れようにはとても驚きました。笑
ビジネスクラスの新スタッガードシートは?
それでは今回のフライトの一番の目的であるB789に導入されている新型のスタッガードシートについてご紹介したいと思います。
まずはキャビンの全景です。シートは1-2-1の配列で並びます。従来の長距離用B787-8では、1-1-1と1-2-1が交互に並んでいましたので、それから比べると詰め込み仕様になっていないか?との懸念がありました。
しかし、不思議なことに実際に座ってみると、むしろ77Wのスタッガードシートよりも広く感じるではありませんか!
こちらの座席を見ていただくと、シート幅の広さがお分かりいただけるかな?とにかくこのシート、思われているよりもずっと広いのです!!かなり気に入ってしまいました。
シートが若干広くなった分はサイドテーブルの幅が削られているのかもしれません。ただ、それでも必要十分な広さのサイドテーブルだと思います。
そい言えばサイドテーブルの色がANAっぽいブルーから、ベージュ色に変わりました。個人的には青色の方が好みなのですがね。
そしてフルフラット状態のシートの様子がこちらです。一般的に思われているよりも、シート幅が十分にありますので、窮屈さを感じつることはなく、むしろ寝返りも打てるし、広々として快適なように感じます。特に窓側のシートはプライベート感も高く、オススメです。
通路側のシートだとこんな感じです。通路側のシートは、よりトイレに立ちやすそうです。この写真だと、ベッド幅が十分あることがお分かりいただけるでしょうか。
別の角度からも。
ご覧のように足元も広いですよ。
シートまわりの各種機能については、最新鋭機材ですので電源やUSBポートなど必要なものはすべて揃っております。
さて、今回もともとは5列目の席を指定していたのですが、なんと窓が1つ少ない席でした。なので、搭乗が終わってからCAさんに許可を取って、4列目の席へ移動させてもらいました。
このスタッガードシートの素晴らしい点は、やはり居住空間が広い点。特に大きなサイドテーブルは長距離フライトになればなるほど重宝します。ラップトップ、カメラ、スマートフォン、ガイドブック、ワイングラス…。ANAのスタッガードシートでしたら、これらの収納に困ることもありません。
こちらはダイニングテーブル。コンパクトなサイズでサイドテーブルの下に収納されています。
改めて着席してみたシートの眺めです。
そして足元。棺桶と呼ばれるほど狭くはないと思います。
フルフラット状態で横になってみました。ビジネスクラスでこれだけの空間を占有できる快適性は、スタッガードシートのアドバンテージですね!
それとB787ではシェードが電子化されていて、ボタンひとつで明暗を調整する仕組みになっています。最大限暗くしてみました。
あと787らしい特徴といえば、オーバヘッドビンの開閉の取っ手でしょうか。上下どちらに動かしても開けることができるのは従来機にない特徴です。
ビジネスクラスキャビンを後方から撮影してみました。胴体幅は十分広く感じられ、77Wと比べても大きな違いを感じません。
新しい機材ですので、wifiも使用出来る機材でした。
最近、ANAでは機内wifiの料金体系を従量制から時間制に変更したみたいですね。下記が料金表です。
30分、3時間、24時間でそれぞれ$6.95、$16.95、$21.95…。機内でのwifi利用料はまだまだ高いですね。
Bottom Line
スタッガードシートは、フルフラットシートになることはもちろん、隣人がいない快適性から一人利用の場合には非常に快適なシートです。また居住空間が広く、シートまわりの収納も充実しているため、長距離フライトではとても使い勝手がいいシートだと思います。個人的にはスタッガードシートはビジネスクラスのシートプロダクトの中では一番好みです。
さて、以前のB787-8と比べて詰め込み仕様のシートに変わったのではないか!との声も一部では聞かれていましたが、実際に乗ってみた感想としては、むしろ77Wよりも広いくらいなんじゃない!?といったところ。B787-9のスタッガードシート、「あり」です!!今まで機材と乗り継ぎの制約から欧州行きはほぼフランクフルト一択でしたが、今後はB789で運行され、かつLHへの接続もできる「ミュンヘン」も欧州行きのフライトの候補にしたいと思ったのであります。
この後は機内食編へ続きます。
この時のチケット情報はこちら
ANAマイルを利用して発券した世界一周航空券です。詳細は下記をご覧ください。