デルタスカイマイルのソウル発券でちょっくらロンドンまで行ってきました。その際のレポートです。チケットについての詳細はこちら。
ヒースロー空港から離陸
ヒースロー空港を離陸したVS900便は成田空港を目指して東へと進路を取ります。外資系エアラインにしては珍しく、チーフ、ビジネス責任者、エコノミー責任者全員が日本人。機内アナウンスも英語よりも日本語が先にアナウンスされるフライトでした。
シートベルトサインが消えると、早速ドリンクサービスが始まりました。もちろんお決まりのシャンパンを頂きます!
銘柄はLANSON♪ VS御用達のシャンパンで、機内はもとよりヒースローのラウンジやニューヨークのラウンジなど、世界中のVSで使われている銘柄になります。
アミューズにはポテトチップスが配られますが、これが自然のポテトの味がしっかりして絶品のお味。CAさんに聞くとイギリスでも人気のTyrrellsというポテチなのだそうです。
CAさんのご好意で、プレゼントに1袋頂いてしまいました。こういった気遣いこそが、VSが長年評価されてきたVSスピリッツなのでしょう。
それでは最初で最後のVS日本路線搭乗を祝って、乾杯します!
この辺りでキャプテンからアナウンスがあり、このフライトがVS日本路線のVery Last Flightである旨が告げられました。この便にはVSを去るクルーも同乗しており、彼らのこれまでの働きに感謝したい旨も伝えられました。
前菜
それではランチサービスが始まります。テーブルクロスがセットされます。
塩コショウが入れられている入れ物が可愛いです。
ブレッドが配られました。温められていて美味しいです。
前菜は3種類からの選択でしたが、お寿司があったので和食のチョイスを貰いました。
メインコース
メインコースは英国産牛フィレ肉を選択しました。ビッグサイズのフィレ肉です!!
ただし焼き加減はウェルダンでした。。
お味はブリティッシュといった感じでございました。
デザート
続いてはデザートです。デザートはワゴンサービスとなります。
まずはチーズを頂きます。ポートワインとともに頂きました。
一段落すると今度はスイーツが配られました。ホワイトチョコレートとマンゴームースです。
食事が終わるとトイレを兼ねて機内探索です。まずはビジネスクラスのキャビンから。こちらが最前方のAコン。写真はありませんがBコンもビジネスクラスになっています。
AコンとBコンの間にあるのがバーカウンター。機内のバーはVSが元祖です。ここでドリンクを飲みながらCAさんとお話させて頂きました。
それによると、昔はお客様を楽しませるものが沢山あったのですが、今はコスト削減でそういうものも少なくなってしまったようです。他にもVS撤退後、英国永住権のあるクルーは引き続き香港線などに乗務できるようですが、永住権のないクルーは退職するといったお話などを聞かせて頂きました。
2回目の食事
フルフラットベッドでゆっくり休んでいるとシップはあっという間にシベリア大陸の端まで来ていました。この辺りで朝食のサービスが始まりました。
まずはヨーグルト入りのシリアルとフルーツが配られます。
そして、典型的なイングリッシュブレックファストとクロワッサン。このスタイルの朝食はベーコンが塩辛くて完食できません。。
最後にアンケートを頼まれてしまうのはそういう体質なんでしょうか…(笑)
25年間の歴史に幕を閉じるランディング
食事が終わると成田空港はまもなくです。
最初で最後のVS日本路線搭乗を噛み締めながらシップは成田空港へ向けてアプローチを開始します。英国の国旗が描かれたウイングチップに赤いエンジンがVSらしい眺めです。
こうしてVS25年間の日本路線の歴史に幕を閉じる成田空港へのファイナルランディングを果たしたのでした。
降機の際には名残惜しくてキャビン全体を撮影します。
デッキには沢山のギャラリーが
普段はまっすぐに電車に乗って帰宅するのですが、せっかくですのでVS最後の勇姿を見たくてデッキまでやってきました。VS最後のフライトを見送るべく、多くの人で賑わっています。
こちらがロンドンから乗ってきたVSのA340型機。この記念すべきフライト、それもアッパークラスに搭乗できたことに本当に感謝です。
25年間お疲れ様でした!
Bottom Line
今回は最初で最後のVS日本路線搭乗となってしまいましたが、やはり世界的に評価されているだけのエララインだと実感しました。NOと言わないサービスで顧客を満足させてくれる点は、SQを感じさせる部分もありました。日本路線からは撤退してしまいましたが、香港線などは比較的手軽に乗ることが出来る路線だと思いますので、また機会があれば利用してみたいと思います。