年末年始の旅行でアンコールワットに初日の出を鑑賞に行った時の話です。アンコールワットのあるシェムリアップまでは直行便がありませんので、バンコクを経由して行くことにしました。バンコクまではANAの深夜便を利用して時間を有効活用しました。
ANAビジネスクラス・チェックイン
年末の羽田空港にやってまいりました。これからANAの深夜便バンコク行きにチェックインします。
今やオンラインでチェックインしてボーディングパスを印刷してカウンターに寄らずに手続きできる時代ですが、自分の場合には「昔ながらの」搭乗券が欲しいので、必ずカウンターでチェックインしています。今回はビジネスクラスで旅立ちますので、こちらのANAビジネスクラスチェックインカウンターで手続きをお願いしました。
チェックイン後はANAスイートラウンジに直行し、ゆっくりと夕食を楽しみました。ラウンジの記事は別途こちらに書いています。
ANAビジネスクラス・搭乗
この日のフライトはNH849便バンコク行きです。年末年始ということもありビジネスマンの姿はほとんどく、東南アジアで年越しするであろう旅行者が大半でした。
搭乗機はB787-8でした。
ANA B787-8 ビジネスクラス・ シート
※本レビューは2015年当時のものです。現在では深夜のバンコク便はフルフラットシートの機材に変わっていますのでご安心を。
さて、ビジネスクラスのキャビンに入るとそこに広がっていたシートはなんとクレードルでした。
もともと予約時からこのシートだったので覚悟していたのではありますが、それでも夜行便でこのシートは何とかならないものかと思います。
シートはアングルドフラットにもならず、微妙な形状でホールドされるので睡眠中に寝返りも打てません。正直このシートの形状は私の身体には全くフィットせず、腰のフィット感が最悪で負担がかかりました。夜行便だとかなり厳しかったです。
またシート配列が2-2-2なので多くの場合、隣席には誰かが座っています。全席通路アクセスのビジネスクラスが主流となる中、主力のバンコク線においてこのレベルのシートが投入されていたのは非常に残念でした。
自席に着席したときの眺めです。隣には他人が座っているので身動きは取れないです…
それでもエコノミークラスよりは幾分か快適なシート。マイルでこの座席に座れるだけで感謝しないといけません。
出発前にスワンナプーム空港のファストトラックカードが配られました。
羽田空港をテイクオフ、すぐに就寝モードに
深夜の羽田空港を離陸したシップは、東京湾を抜け三浦半島、伊豆半島の上空を通過して一路バンコクを目指して南下します。
そのまま寝ようかとも思ったのですが、なぜかコーラだけもらっていたみたいです。周囲ではお酒を注文している人や一風堂のラーメンをすすっている人もいました。必ずいるんですよね(笑)
キャビンはすぐにターンダウンされ、就寝モードになりましたZzz…
ANAビジネスクラス・機内食
できるだけ眠っていたかったので、朝食のサービスが始まっても目をつぶって休んでいました。本当は機内食の朝食なんて食べたくなかったのですが、航空ブロガーとしては機内食を取材しないわけにはいかず、着陸55分前に無理やり起きて取材に臨みました。まずは口直しにANAオリジナルドリンクのカボスジュース。
そしてワンプレートの機内食が運ばれてきました。内容はハンバーガーと野菜サラダ、フルーツでした。朝早すぎて食欲があるわけもなく、ハンバーガーは半分くらいしか食べられず。サラダも手付かずでした。
すぐに機内食が片付けられて、シップは着陸体制に。無事スワンナプーム空港に着陸しました。まだ夜明け前です。
隣のゲートにはANAのトリプルセブンが駐機していました。これからアンコールワットに向けた旅が本格的に始まろうとしています!
Bottom Line
個人的には夜行便で何より大切なのは睡眠です。そのためシートがフルフラットシートであることは絶対条件だと思っています。2015年当時はまだ深夜便が全便クレードル運行だったので極力ANAの利用は敬遠していました。しかしここ最近ではANAも東南アジア便のフルフラット化に力を注いでおり、バンコク・シンガポールなどの主力の深夜便はフルフラット化が完了しています。おかげで週末弾丸で東南アジアに出かける時にはANAも選択肢に加わりましたね。
機内食に関しては東南アジア程度の飛行時間であれば睡眠時間が削られるという観点から極力省略して欲しいと思うようになりました。どうせ大したものは出てきませんから…。バンコクに降りれば美味しい食べ物で溢れています。機内ではゆっくり寝て現地で元気にタイフードを楽しむ。これが理想なんですがどうしても機内食を取材する都合上、理想的な旅ができたことがありません…(苦笑)