Up in the SKY

〜年3回ファーストクラスで海外旅行するためのマイル活用術〜

ANA ファーストクラス

ANAファーストクラス搭乗記|羽田→フランクフルト NH223 B777-300ER

投稿日:

いつもANAをご利用いただきありがとうございます。
上位クラスへのアップグレードが完了しましたのでご案内します。

この旅はそんな嬉しいお知らせから始まったのでした。アップグレードリクエストをダメ元で入れていたのですが出発5日程前になってコンファームしたようで、有無を言わさず自動的に45,000マイルが口座から引き落とされアップグレードが完了していました。特典には渋チンのANAもアップグレードには比較的寛容なのですよね!

とはいえ、今となってはソラチカルートが改悪されることになってしまったのでわざわざ贅沢してファーストクラスにアップグレードする必要があったのか疑問になってしまいましたが(汗)

ANAファーストクラスチェックイン

ということで、久しぶりにANAのファーストクラスに搭乗できるとあってルンルン気分で羽田空港にやってきました♪

普段は使えないこちらのファーストクラスチェックインカウンターでチェックインさせていただきました。

ANA羽田空港国際線スイートラウンジ

チェックインを済ませた後はスイートラウンジへ向かいます。コーポレートカラーのトリトンブルーが輝くスタイリッシュなレセプションはANAファンにはたまらない空間ですね!

↑ちなみにこの写真の正面にある扉の先はVIPルームになっていますよ。国会議員や企業の重役専用なんでしょうね。

もちろん私は通常のレセプションでチェックインして頂きラウンジ内へ進みました。スイートラウンジ内に入ると名前付きで挨拶を受け、席へ案内してもらえます。いつも通り窓側の席に陣取りました。

GHさんが最初の1杯目だけドリンクサービスしてくれるのがANAスイートラウンジの素晴らしいところですよね。この日も例外なくシャンパンをオーダーしました。銘柄はAYALA。

ボトルはこんな感じです。

ウイスキーを嗜む嗜好のない無い私には無縁の代物ですが、スイートラウンジにはシャンパンよりもはるかに高額なウイスキーが提供されています。響17年の市場価格はこちら。

この後ファーストクラスの機内食が待っていますが、朝食を食べていなかったのでラウンジ内で軽く食べておきました。

ANAファーストクラス搭乗

搭乗時間が近づいて来たのでゲートへと向かいました。もちろん皆さんせっかちですので、搭乗開始前から優先搭乗レーンには行列が出来ています。

そんな中、ファーストクラスの最優先搭乗レーンがあるのはありがたいですね。

ということで、欧米線の主力機材となっているいつものB777-300ERに搭乗です。

ANAファーストクラス・シート

機内に入ると見慣れたファーストクラスのシートです。ファーストクラスの座席としてはやや地味な感じがしますね。そろそろ導入から5年以上が経過しているので新しいプロダクトの登場が待ち焦がれるところですw

完全個室にはならない「半個室」というやつですね。窓側なのに窓が囲われてしまっている点がこのシートの残念な点でしょうか。それとデザインが地味なこと以外は基本的には不満のないシートでございます。

ハード面でのビジネスクラスとの最大の違いはフラット時のスペースでしょうか。ファーストクラスは寝返りを打てるほど広々としています。

着席時の様子です。

ファーストキャビン全体の様子。この日は7/8の搭乗率でした。数日前の段階で埋まっていたのは2席+自分だったので、ほかに4人がアップグレードで乗ってきたのではないかと推測されます。

ウェルカムドリンクが出てきました。いつも通り地上ではKRUGは提供しない方針のようでした。地上で開けてほしいとオーダーしても税関の関係で開けられないと聞いたことがあります。

ここはオレンジジュースで我慢するのはいつもの流れです。

この日は出発準備にやや時間がかかり定刻から15分遅れての出発となりました。

セットスライドバー!!(導入からもう1年以上が経過しましたね。)

↑個人的には60点のセットスライドバーw

ANAファーストクラス・機内食サービス

シップは順調に羽田空港を離陸し、いつも通りのヨーロッパ線のシベリアルートでフランクフルトを目指して飛行を開始しました。

ベルトサイン消灯後、キャビンが慌ただしくなる前にビジネスクラスキャビンを散策に行きました。ビジネスクラスも1席の空席を残して満席の状況とのことでした。フランクフルト便はいつも込み合っていて特典は取りにくいですよね。3便目の就航があるといいのですが(できれば大阪から…)

それではANAファーストクラスの儀式とも言うべきKRUGからスタートしましょう!

当ブログでは説明不要の最高級シャンパンですね!お値段はこちらをご参照。

最近はKRUG社の指導もあってワイングラスでKRUGを提供するスタイルも導入されていますので、CPさんにフルートグラスとどちらになさいますか?と聞かれました。もちろん迷うことなくフルートグラスを選びます。個人的にはシャンパンはフルートグラスで飲んだほうが美味しく感じます。尚、満席のJAL便でサロンの争奪戦になっているときは容量の観点からワイングラスを選択したほうが良いと思われますw

ANAお得意のアミューズが配られました。

12時の位置から時計回りに、

・「帆立貝と青さ海苔の柚子胡椒風味」コリコリした触感がいい。ワインにも日本酒にもいける味。
・「穴子八幡巻き」 ANAのアミューズにしては珍しく和食寄りのテイスト。日本酒に合いそう。
・「スモークサーモントラウトソース ブロッコリー風味」
・「ソフトドライビーフと紅芯大根のロール仕立て」

味も見た目も最高なアミューズですので、本当にこれだけで永遠にKRUGが飲めてしまう程です!とはいえ、いつもシャンパンを楽しむ比重が高すぎて赤ワインやデザートワインまで辿り着きませんので、KRUGは2~3杯で切り上げて白ワインにチェンジしました。

ボルドー(左)とブルゴーニュ(右)を両方積んでいるところはよかったですが、ボルドーはファーストクラスのワインとしてこのクラスはイマイチなんじゃないかなあというレベルのボトルです→参考価格はこちら。もちろんシャブリ(ブルゴーニュ)を楽しませてもらいました。

白ワインとともに前菜を頂きましょう。今回は満席近かったですが2種類注文することができました。

1品目はズワイ蟹のサラダ、キャビアとともに♪

キャビアはフランス産で、内容量は15gでした。

ブレッドの盛り合わせです。4種類の中から3種類を選択してみました。黄色いのはカボチャのフォカッチャです。甘くておいしいです!

前菜の2品目は京鴨の生ハムと柿のコンポジションです。

どれも白ワインによく合う食事内容でした。前菜は下手なメインより美味しいし、お酒が進むメニューが多いのでメインを省略してひたすら飲んでいるのもいいですよね(←ついついメインに手を付けてしまいますが…)

メインに備えて次は赤ワインです。ボルドーとブルゴーニュのピノノワールの飲み比べを楽しみました!個人的にはやっぱりボルドーが好みです。

ここからサラダ、

スープと続きました。1年ぶりのANAファーストクラス搭乗なので、浦島太郎状態です、スープが出るようになっていたのですね。

そしてメインは岩手県産の和牛フィレを選択しました。かなりのボリュームですね!

焼き加減も最高の状態でした。

が、ここでトラブルが発生。どうやら連日の睡眠不足とワインが祟って肉を食べている間に寝落ちしてしまったようです。。

30分以上寝落ちしていて、気づくと機内照明は落とされて肉も片付けられていました。なのでデザートを頂きました。

フルーツ。日本風ですね。

平泉黄金バーム バニラアイスクリーム添え

そして最後のPetits Fours(プティフール)です。

いつもならこの後眠りにつくのですが、先ほどの寝落ちのお陰かその後は眠気に襲われることもなく元気でしたので、ひたすら映画を見て過ごしていました。普段映画を見る習慣がないので、話題作はだいたい機内で見て世間について行っています(汗)

途中、とらやの羊羹を辻利宇治煎茶とともにいただきました。

 

さて、いよいよ欧州大陸に入り、2回目の機内食の時間です。普段ですと2回目の食事は疲れきっていてノンアルですが、今回は体力に余裕があったようで再びKRUGからスタートです。

1回目の食事の時に開栓されたボトルの様でやや炭酸は弱かった…

 

せっかくのKRUGですので1食目の洋食メニューの前菜の中から先ほど食べなかった1品を選択して提供してもらいました。アワビとホタテです。

その後の食事は1食目の和食メニューが余っているとのことだったので、「全部は食べれないから適当に見繕って出してほしい」とお願いし、さらにご飯をアラカルトメニューにあった京都吉兆の鯛茶漬けに変更してもらいました。このようなリクエストにも柔軟に対応して頂けるのもファーストクラスならではの魅力です。

こんな感じでお茶漬けが出来上がりました。高級料亭監修のメニューというだけで美味しく感じてしまいますね(笑)

この後は飲み足りなかったようで再びボルドーの赤ワインを楽しもうとしましたが、なんと売り切れ!チーフの勧めでチリ産のワインを持ってきてもらいました。

鳥の炭火焼きという酒のつまみメニューとともに頂きました。

そして最後は一風堂のラーメンで〆ました。もはやこの定番メニューはANA搭乗の儀式みたいなものですね。上空で酔っ払った後の〆には一風堂以外にはありえません!(笑)

最後にプティフールを貰いながら着陸までゆっくりして過ごしました。

着陸が近づくとCAさんがドリンクを配りながら最後の挨拶周りに来ました。かぼすドリンクにライムが落とされたもの。ANAのCAさんはこういった演出がお上手ですね!

まもなくフランクフルトの街並みが見えてきました。

12時間のフライトもファーストクラスだたあっという間です。無事アムマイン国際空港に到着です。

 

Bottom Line

やはりANA最高峰の空の旅は充実感がありますね!マイラーであれば欧米線のFがある意味一つの到達点になる訳ですが、それを毎年継続してくのは本当に至難の業だと思います。特に今後はソラチカルートが改悪されるますので、今まで以上にファーストクラスのハードルが高くなりますね。年1回乗るのがやっとだなあ(溜息)。。ビジネスクラスすら厳しくなるかもしれません。

とにかく今年はソラチカ改悪後の体制立て直しを早急に進め、スターアライアンス系の新たな旅のスタンスを確立して行きたいと思います。(すでにユナイテッドにリスクヘッジをしていたのが功奏しましたが…)

-ANA, ファーストクラス

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