ニューヨークからフランクフルトを経由してシンガポールにやってきましたが、そこから先ジャカルタまで飛んでもマイル数が変わらなかったので、プライベートルームに入るためにジャカルタへ飛びました。言ってみればこのフライトはおまけみたいなものです。
チェックイン
チャンギ空港第3ターミナルには、シンガポール航空ファーストクラス専用のチェックイン場所があります。タクシーの運転手に FirstClassTerminalと伝えなければ、一般のチェックインエリアで降ろされてしまいます。Fクラスチェックインの目の前で降ろしてもらえ ると、ポータが飛んできて荷物を運んでくれますよ。
しかし今回はそもそもMRTで空港に来たので、一般のエリアからファーストエリアに逆送します。MRTから来た場合は、空港の建物の一番奥を目指しましょう(CrownePlazaと反対側です)すると上記のような部屋が見えますので、ここがファーストクラスチェックインエリアです。
チェックインエリアの様子です。まるでラウンジのようです。普通にチェックインするだけならそんなに時間がかかりませんが、便の変更やその他特別なリクエストがある場合には、チェックインに時間がかかることがあるので、その際はソファーを利用して手続きを待ちます。
ファースト専用レーンから出国
チェックインが終了するとアテンドのGHに付いて出国します。ファースト専用の出国審査レーンがあるところがさすがです。(写真はありません)
出国審査を抜けると見慣れたこの場所に出ます。ほぼ目の前がシルバークリスラウンジとなっています。プライベートルームもその中にありますので、出国からラウンジへの導線もよく考えられていると思います。
ターミナル2へ
今回搭乗するジャカルタ便はT2からの出発ですので、制限エリア内のターミナル連絡トレインに乗ってT2へ移動しました。不思議かもしれませんが、チャンギ空港の場合にはこのように違うターミナルでチェックイン・出国して、出発ターミナルへ移動するということも可能です。
ターミナル2。
ボーディング
チャンギ空港は搭乗ゲートごとにセキュリティチェックがあるので、優先レーンというのがなく、FC利用でも列に並ばないといけないことが多々有ります。幸いにも今回はそこまで混んでいなかったので、サクッとセキュリティを通過できました。
こちらの機材B777-300に搭乗です。
シート
機内に入った瞬間、衝撃を受けました(笑)まさかこんな機材がまだ飛んでいたとは… 2-2-2配列の最古機材になります。
シートピッチは十分にありますが、残念ながらフルフラットにはなりません。。
シートリクライニングの操作ボタンは時代を感じるプロダクトですね。
ウェルカムドリンク
早速ですが、ウェルカムドリンクをいただきます。KRUGをお願いしたところ、この便ではドンペリしか積んでいないらしく、DOMを頂くことになりました。この辺り、長距離便とのサービスの違いを感じられるところかと思います。
ミレジメは2004でした。
新聞ももらえました。日本路線ではないのに日本語の新聞が用意されているのには驚きました。
この日は乗継客の到着を待つとのことで、30分ほど遅延しての出発となりました。
機内食サービス
上空に上がってからも引き続きDOMを楽しみます。短距離便でも高級シャンパンが楽しめるのは最高の贅沢に感じます。そうこうしているうちにトレーが配られました。
短距離便でもブレッドは数種類から選ぶことができました。
飛行距離557マイル程度の路線ですので、食事は基本的にワンプレートです。同路線に搭乗した知人のからミールはハンバーガー程度の軽いものだったとの事前情報を得ていたため、今回はミールの事前予約サービスであるBook the Cookを利用して、食事を予約しておいたのでした。
で、出てきたのがこちら。タイ風シーフドカレーです♪
エビがごっそり入っています。さすがにタイカレーの本場TGには敵いませんが、ハンバーガーよりは満足度が高い食事になりました。
最後はフルーツのサービスです。皮をむいて提供してくれるとありがたいといつも思うのですがね(笑)
食べやすそうなドラゴンフルーツと、東南アジアに行くとよくあるこのフルーツをいただきました。
この日のファーストの搭乗率は5/12。その中で食事のサービスを受けていた人は自分ともう一人だけでした。他の方はお休みになっていたようです。
ビジネスクラスシート
ご参考までに、こちらがビジネスクラスのシートです。2-3-2配列のシート、もちろんアングルドフラットにすらならないシートです。。
この機材、ジャカルタ便以外どこの路線で飛んでいるのでしょうか?最近ではまずお目にかからない機材だと思います。この機材であればFCクラスも他社アワードで発券できますね。
ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港に到着
短いフライトですので、あっという間にジャカルタへ到着です。以前バンコク線のCに乗った時は、フライト時間が短すぎて食事も大急ぎで食べたのを覚えていますが、それと比べるとゆったりとしたフライトで、食後にコーヒーを飲む時間もあったほどです。
隣の隣くらいのスポットには日系2社が駐機していました。これからANAに乗り継いで成田へ戻ります。
Bottom Line
SQは最新鋭の機材を運行しているイメージしかありませんでしたが、未だにこのような機材で運行されるフライトがあることには大変驚きました。この区間はおまけ程度のフライトなので別に気にはしませんが、もしジャカルタ便に乗ることを考えている方は、こんなもんだと思っておいた方がいいと思います。このフライトでも地上サービスはスイートクラス搭乗時と同等のサービスを受けられますので、ラウンジを楽しむものと割り切れば、この区間のフライトもありだと思います!
<追記>
通りすがりさんからのコメントによると、現在ではこの機材は改修が完了して、新シートに移行しているとのことです。
この時のチケット情報はこちら
はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。
今回のSQのフライトはいつ頃だったでしょうか?
大変失礼なのですが、現在このファーストは使われていないとと思います。
確か2年くらい前に改修済みファーストに変更されているはずです。
なので、シートは現行のファーストクラスと同じシートです。と言っても、新しいシートもあるので紛らわしいのですが。
この777-300機材はジャカルタとブルネイで利用されてます。
現在ジャカルタは新359(1-2-1のシート)も飛んでいるので、
http://www.singaporeair.com/saar5/pdf/OurFleet/A350-900-3classes-LongHaul.pdf
あえて、ファーストでなくてもよさそうな気もしますが、
SIN発ならプラベートラウンジがありますからね。
今はクアラルンプールと併せて短い路線で調整してるみたいですね。
5月アムスから、順次長距離に運用していくようですね。
◆通りすがりさん
コメントと情報のアップデート誠にありがとうございます。
このフライトは2013年のレポになりますので、若干古い話となっております。
最古機材がリニューアルされたことは存じ上げませんでしたので、勉強になりました。
ありがとうございます。
ご指摘の通り、この区間でファーストを選ぶメリットはプライベートルームに入室できることでしょうか。
なので今後もできればファーストを選びたいです(笑)
今後ともよろしくお願い致します。