12月発券分より燃油サーチャージを引き下げ
昨日、12月以降発券分の燃油サーチャージについて、ANAより発表がありました。下記の通り欧米線など往復で最大で7,000円の値下がりとなる嬉しい発表です!
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア 10,500円⇒7,000円
日本=ハワイ・インド・インドネシア 6,000円⇒4,000円
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー 4,500円⇒3,000円
日本=ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン 3,000円⇒2,000円
日本=中国・香港・台湾・マカオ 2,500円⇒1,500円
日本=韓国 500円⇒300円
12月以降の出発分は発券を先延ばしにする手もあり
ご存知の方にとっては当たり前のことですが、燃油サーチャージは搭乗日ではなく発券日ベースで課金されます。したがって、搭乗日が12月以降でも今発券してしまうと現状のサーチャージ額が課金されるので注意が必要です。出発がまだまだ先で、席が無くなりそうにないシーズンであれば、しばらく発券を待つのも手かと思います。私は年末年始の旅程はまだホールド状態で未発券ですので、12月になってから発券したいと思います。
ちなみに、発券済みの航空券でも未使用航空券であれば第1区間の日程を変更することに伴って燃油サーチャージの差額調整(返還)を行ってもらうことが可能です。これもサーチャージの還付を受けるには12月になってから変更して貰う必要があります。
究極の裏ワザは海外発券、なんと燃油サーチャージ廃止!!
と、ここまではどこのブログにも書いてある情報なのですが、ここからは上級者向けのテクニックです。この燃油サーチャージ、なんと今回から海外発券の場合には徴収されなくなるようです。日本発以外の旅程のところに出ているチャートです。
最初は何かの間違いではないかと驚いたのですが、ANAに確認したところ、確かに海外発券の場合には燃油サーチャージが不要になるとのことです。同じ路線を飛行するのに海外発の場合だけサーチャージが取られないという不思議な現象です。
例)
・東京発ニューヨーク往復の場合 ⇒ 往復14,000円のサーチャージ
・ニューヨーク発東京往復の場合 ⇒ サーチャージ不要
このように海外発券を上手く活用できる人は出発地を海外にすることでサーチャージを節約することができます。ただし今は円安なので海外発の運賃は割高に感じられるかもしれません。しかしこれも特典航空券であれば為替による運賃の割高感は関係がないので、ますますお得だと思います。
オススメは世界一周航空券
先日こちらの記事でお伝えした世界一周航空特典航空券も出発地が海外なのでANA利用部分はサーチャージが廃止となります。フライト数も多いだけにサーチャージの廃止の威力はとても大きいですね!ただし他社便利用区間については、他社が設定するサーチャージが課金される可能性が高いのでご注意ください。今回サーチャージが廃止となるのはあくまでANA便の場合だけです。
Bottom Line
原油安の恩恵でサーチャージが安くなることは我々マイラーにとっては大変ありがたいニュースですね。絶好の航空券の買い時ですので、12月以降バンバン発券していきたいと思います。ただし足元では原油価格が反発している気配もありますので、次回の価格改定時には再び値上げされる可能性もあります。発券のタイミングには十分注意して今後の計画を考えていくべきでしょう。
はじめまして。
AMC特典のRTW航空券の情報を探していて、ここにたどり着きました。
日本発着以外の区間において他社便を使う場合、日本発券と台湾発券でサーチャージ料金は違ってくるのでしょうか。というのも12月以降にRTW特典を発券しようと思い。
日本→台湾→東南アジア→欧州→北米→日本と大まかに考えているのですが、これを台湾発にした場合サーチャージの代金がどれほど違ってくるのかを見積もりたく思っています。
日本発と台湾発で例えば欧州→北米のサーチャージは異なったりするのでしょうか、それともこの場合は欧州発の片道航空券とみなされてサーチャージが課されるのでしょうか。
わからないことばかりで大変申し訳ないのですが、もしご存知の事がありましたら教えていただけたら幸いです。
◆hackさん
これは大変難しいご質問ですね。
RTWの中にANAの区間がある場合、日本発券であればサーチャージが徴収され、海外発であればサーチャージは徴収されない、ということだけは確かだと思いますが、他キャリアについては他キャリアのルールに従うしかありませんので、個別に発券元に確認する以外には分からないと思います。
あまりお力になれず申し訳ありません。