2014年のアワードチャート大改悪、2015年の上級会員資格の金額制導入と、相次ぐ改悪で「マイレージマイナス」とも揶揄されるユナイテッド航空の「マイレージプラス」ですが、個人的にはまだまだ非常に得なマイレージプログラムだと思っております。今回はUAの魅力を徹底的にお伝えします。
ユナイテッド・マイレージプラス上級会員資格取得基準
まず米系のマイレージプログラムの醍醐味は何といっても上級会員資格の取得と、そこから得られるアップグレード特典です。UAマイルで遊ぶならまずは上級会員にならないと始まらないというのが個人的な偏った意見です(笑)
以下が上級会員資格の取得基準です。ただし、これに加えてユナイテッド便またはユナイテッドエクスプラス便に年間4レグ以上搭乗することが必須になります。米国外在住者にとってはこの4レグ条件が肝になりますが、それでも半分以上自社便搭乗を強要されるAMCよりは自由度が高くて楽でしょう…。
プレミアレベル(スターアライアンスレベル) |
必要なPQMとPQS(米国以外は金額基準なし)
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プレミアシルバー(UA*S) |
25,000 PQM or 30 PQS (および 3,000ドル)
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プレミアゴールド(UA*G) |
50,000PQMまたは60PQS(および6,000ドル)
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プレミアプラチナ(UA*G) |
75,000PQMまたは90PQS(および9,000ドル)
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プレミア1K(UA*G) |
100,000PQMまたは120PQS(および12,000ドル)
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※PQM…上級会員資格取得に必要なマイル(ANAで言う所のPP)
ユナイテッドマイレージプラスPQM加算率
PQM基準だけみればANAなどのスターアライアンス他社と比較しても大した差はなく取り立てて魅力的には見えませんが、よく分析してみると以下の点からユナイテッド航空マイレージプラスは本当に「乗る人」に優しいプログラムです。
①上級会員資格の基準となるPQMは格安エコノミーチケットでも100%積算となっています。AMCの場合、格安エコノミーに乗るとPPが30%とか50%に落ちることを考えるとこの差は大きいです。(ただし米国内線で導入されているベーシックエコノミーというNクラスのLCC的運賃を除きます)
②ファースト・ビジネスのPQMは200~300%と爆発的に貯まっていきます。ファースト・ビジネスの利用が多い人であればANAプラチナ相当の実績でUA最上位の1Kが狙えます!!
▼ユナイテッド便の加算率
対象となる運賃クラス | プレミア資格対象マイル(PQM) | プレミア資格対象区間(PQS) |
F、J | 300% | 1.5 |
A、C、D、Z、P | 200% | 1.5 |
Y、B | 150% | 1.5 |
M、E、U、H、Q、V、W、S、T、L、K、G | 100% | 1 |
N | 0% | 0 |
※Nクラスはベーシックエコノミー。普通こんな運賃で乗らないので気にしなくていいです。
スターアライアンス他社の場合には会社ごとに加算率が異なりますが例えばANAの場合。ちょっと複雑ですが大きく分けてアジア太平洋路線と欧州線で違いがあります。以下ご覧ください。
▼ANA便の加算率(国際線に接続するANA運航の日本国内線、およびANAが運航する豪州、中国、インド線を除く太平洋路線またはアジア域内路線
予約クラス | プレミア資格対象マイル |
プレミア資格対象区間
|
F | 300% | 1.5 |
A | 200% | 1.5 |
J | 300% | 1.5 |
Z、P、C、D | 200% | 1.5 |
G、E | 150% | 1.5 |
Y | 150% | 1.5 |
B、M、U、H、Q、V、W、S | 100% | 1 |
L、T、K | 100% | 1 |
I、N、O、R、X | 0% | 0 |
▼ANA便の加算率(その他すべてのANA運航便)
予約クラス | プレミア資格対象マイル |
プレミア資格対象区間
|
F | 300% | 1.5 |
A | 200% | 1.5 |
J | 300% | 1.5 |
Z、P、C、D | 200% | 1.5 |
G、E | 100% | 1 |
Y | 100% | 1 |
B、M、U、H、Q、V、W、S | 70% | 0 |
L、T、K | 50% | 0 |
I、N、O、R、X | 0% | 0 |
このようにみると、ANA便でもアジア太平洋、欧州便とも上級クラスの積算率は200~300%と非常に貯まりやすく設定されています。一方エコノミークラスはというと、太平洋路線は100%積算、欧州線は運賃の割引度合いに応じて50~100%となっています。
▲例えばこんな爆安の航空券でも往復22,448PQM獲得できます。もっと若くて北米在住だったら間違いなく年間軽く5本くらいはこなしてますね(笑)30万円以下の費用でプレミア1Kは威力あります。←って北米在住だと、チケットが安すぎてプレミアシルバーにもならせてもらえないですね…。
続いてはシンガポール航空のPQM積算率です。これはちょっと仰天の数字です。
▼シンガポール航空(SQ)の加算率
予約クラス | プレミア資格対象マイル |
プレミア資格対象区間
|
R | 100% | 1 |
F | 100% | 1 |
A | 100% | 1 |
Z、C、J | 100% | 1 |
U、D | 100% | 1 |
S、T、P | 100% | 1 |
Y、B | 100% | 1 |
E、M | 100% | 1 |
H、W、L | 100% | 1 |
G、I、K、N、O、Q、V、X | 0% | 0 |
なんと有償のスイートクラスに搭乗してもPQM積算率はたったの100%です!!以下ファースト・ビジネス・エコノミーも軒並み100%。エコノミーの安い運賃に至っては一切積算対象とはなりません(このあたりの予約クラスは一般的な旅行者が利用するものであると思われます)こんなのやってられませんね!
このように、ユナイテッドとの仲の良さに応じてPQMの積算率は提携会社によって千差万別です。大まかにいえばジョイントベンチャーを組んでいる会社はほぼユナイテッド自社便と同率で積算されます。主要どこで言うとAC,LH,LX,NH,NZなどが積算率が高く、OZ,SQ,TG,TKなどは悲惨です。もちろん修行的な観点からみるとこれらのキャリアは避けることになるでしょう。
この加算率を知っていれば(もちろん機内サービスとのバランスも考慮してですが)スターアライアンスのフライトはほぼANA一択です。そんな状況ですので、個人的にはタイに行くにもNHビジネス>>>TGファーストって感じです。シンガポールに行くときもSQスイートよりANAビジネスの方がいいくらい(笑)それくらいANAの存在価値は高いのです♪気づいていましたか?(笑)
各社加算率はすべては紹介しきれませんので、詳細はマイレージプラス提携航空会社マイル積算率のページでご確認ください。
ユナイテッド航空マイレージプラス上級会員特典メリット
マイレージプラスの上級会員は数々の数々の特典を享受できます。
エコノミープラス特典 | プレミアシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
エコノミープラス席の無料指定 | チェックイン時 | ご予約時 | ご予約時 | ご予約時 |
エコノミープラスにご同伴いただける旅客数 | 1 | 1 | 8 | 8 |
▲エコノミーマイナスとも揶揄されるプレミアムエコノミーですが、一般のエコノミーよりも座席幅が広いので幾分か楽です。それが予約時に無料で指定できるという特典です。長距離線ではビジネスを死守したいところですが、米国内線でアップグレードされなかったときとかは重宝します。
アップグレード | プレミアシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
無料プレミアアップグレード | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
無料プレミアアップグレードでのご同伴者アップグレード | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
無料プレミアアップグレード確定のタイミング | ご出発当日 | 48時間前 | 72時間前 | 96時間前 |
YまたはBクラスのエコノミークラス普通運賃からの即時アップグレード (対象区間のみ) | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
Mクラスのエコノミークラス運賃からの即時アップグレード (対象区間のみ) | ご利用いただけません | ご利用いただけません | ご利用いただけません | 利用可 |
リージョナル・プレミアアップグレードの獲得 | ご利用いただけません | ご利用いただけません | 利用可 | 利用可 |
グローバル・プレミアアップグレードの獲得 | ご利用いただけません | ご利用いただけません | ご利用いただけません | 利用可 |
▲マイレージプラス最大の特典と言っても過言ではないアップグレードプログラムについては後述します。
プレミアボーナスマイル | プレミアシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
最低500プレミア資格対象マイル加算 | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
ユナイテッド、ユナイテッド・エクスプレス、その他の対象提携航空会社のご利用で、特典マイル獲得(プレミア資格対象マイルを含みます) | 運賃×7倍 | 運賃×8倍 | 運賃×9倍 | 運賃×11倍 |
▲先ほどから説明している加算率は上級会員資格取得のために必要となるマイル数のことですが、特典航空券などに使える所謂マイルは016券(ユナイテッド航空発券の航空券)の場合、支払った航空券の金額に指定の倍率を掛けてたまります。一般会員は購入額の5倍ですが、会員ランクに応じて7倍、8倍、9倍、11倍となっています。
上級会員は例えば1,000ドルの航空券の場合、1Kメンバーは11倍の11,000マイルが貯まるといった具合です。
プレミア資格 |
プレミアボーナス特典マイル
|
プレミアシルバー | 25% |
プレミアゴールド | 50% |
プレミアプラチナ | 75% |
プレミア1K | 100% |
▲一方、016券以外の航空券(他社発券の航空券)のプレミアボーナスマイルは上記のような倍率で付与されます。この仕組みは日系とほとんど同じなので分かりやすいでしょう。尚、プレミアボーナスマイルの対象となる航空会社はAC、NH、OS、AD、SN、LH、LXです。
プレミア優先トラベルサービス | プレミアシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
優先チェックイン | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
優先セキュリティチェック(対象空港のみ) | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
優先搭乗 | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
優先手荷物取扱いサービス | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
プレミアデスク専用電話回線 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
1K 1Call専用回線
|
満席に近いフライトでの予約確保(特定の正規運賃のみ) | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
国際線でご旅行時の空港ラウンジ利用 | ご利用いただけません | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
▲プレミアゴールド以上はスターアライアンスGOLD資格となり、ラウンジを利用できます。ただし米系航空会社の場合、国際線接続のない純粋な米国内線だけ利用の場合、ユナイテッドのステータスによる米国内のラウンジ利用はできません。利用クラスによるラウンジアクセス基準またはラウンジパスによるアクセス基準となります。(ただしスターアライアンス他社のゴールドカードがあれば入室は可能です)
各種手数料の割引または免除 | プレミアシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
エコノミー航空券での無料受託手荷物許容範囲 | 1個あたり50ポンド(23kg) | 1個あたり70ポンド (32kg) までの手荷物2個 | 1個あたり70ポンド(32kg)までの手荷物3個 |
1個あたり70ポンド(32kg)までの手荷物3個
|
同日内のフライト変更手数料の割引または免除 | ご利用いただけません | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
ユナイテッドクラブ会費の割引 | ご利用いただけません | ご利用いただけません | 利用可 | 利用可 |
通話サービス料金の割引または免除 | ご利用いただけません | ご利用いただけません | 利用可 | 利用可 |
会員レベル | 同日便への変更料金 |
マイレージプラス非プレミア会員様 | 75米ドル |
マイレージプラスプレミアシルバー会員 | 75米ドル |
マイレージプラスプレミアゴールド会員 | 0米ドル |
マイレージプラスプラチナ会員とマイレージプラスプレミア1K会員 | 0米ドル |
▲プレミアゴールド会員以上は、変更不可の航空券でも同一料金に空きがあることを条件に同日便のフライトへ無料で変更できます。経路変更もできるので直行便に空きが出ればそちらに変えてもらうこともできます。このような柔軟性あるサポート体制は特に仕事のフライトのときには重宝します。同日便への変更についての詳細はこちら。
特典航空券での優遇 | プレミアシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
特典旅行の優先空席待ち | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
国際線特典旅行でのスタンバイ | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
ユナイテッドおよびユナイテッドエクスプレスが運行するフライトでのユナイテッドスタンダード特典への無制限アクセス | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
ユナイテッドのセーバー特典でエコノミークラスの優先枠 | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
ユナイテッドのセーバー特典で一部のプレミアムキャビンの優先枠
|
ご利用いただけません | ご利用いただけません | 利用可 | 利用可 |
通話サービス料金の割引または免除 | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
特典マイル返還手数料の減額または免除 | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
特典変更手数料の減額または免除 | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
▲UA自社便の上級会員用特典枠は混雑期に威力を発揮します。ANAにも同様の仕組みがありますが、UAの場合には出てきている特典枠が上級会員専用であることが明示されているのでありがたみを感じます(笑)特にハイシーズンの直前手配でも上級会員枠は何かしらの空いている便があることが多いので重宝しています。
ユナイテッド航空マイレージプラス・アップグレード特典
ユナイテッド航空には実に多彩なアップグレード制度があります。価値の高いものから順に説明していきます。
①グローバル・プレミアアップグレード
最上位ティアであるプレミア1K会員のみが受けられるアップグレード。年間6回分のサートが付与される。対象便はユナイテッド航空、コパ航空、ルフトハンザ、そしてANAでもアップグレードできるのが非常に嬉しいところ。ただしANAの場合には空席待ち不可のためUG枠が空いていない限りアップできない点はやや不便。
尚、UA便はシステムワイドなので成田=ヒューストン=リオデジャネイロのような長距離便2便でも1サートでいける!ANAのニューヨーク=成田=シンガポールでやる場合には2サート必要になります…。
ちなみにANA便だけの搭乗実績で10万PP飛んだANA-DIA会員が貰えるアップグレードポイントは40ポイント。すべて欧米線で使う場合には4レグ分アップできる計算。これと比べてもUA-1Kの6サート付与は美味しいです!
アップグレード対象予約クラス
航空会社 | 対象予約クラス |
UA |
J、C、D、Y、B、M、E、U、H、Q、V、W
|
ANA |
C、D、J、Y、B、E、G
|
LH |
B、C、D、E、G、H、J、M、Q、U、Y
|
▲対象の予約クラスは高め。UA自社便はWクラス以上。ソウル発券やベトナム発券を駆使するのがセオリーです。今の時代、海外発券でもアップグレードができる仕組みがあるだけでもありがたいと思わないとダメですね(笑)
ANA便はY,Bのみが対象で事実上エコノミーからのアップグレードは不可。E,Gなどのプレミアムエコノミーの海外発券からのアップグレードが有力な選択肢。または有償ビジネスからファーストへのアップに使うかといったところ。
②リージョナル・プレミアアップグレード
プレミアプラチナ以上で利用可。1Kで4サート、プラチナで2サート付与される。主に無料アップでカバーされないフライト(EWR/SFOなどのPS便やEWR/HNLのような東海岸発のハワイ便)のアップグレード申請に使いたい。対象予約クラスは以下の通りだが、事実上N以外のすべてをカバーしている(と思われる)。
航空会社 | 対象予約クラス |
UA |
J、C、D、Z、P、 Y、B、M、E、U、H、Q、V、W、S、T、L、K、G
|
③無料プレミアアップグレード
PS便と東海岸発着のハワイ便を除く北米内のフライトとオセアニア内のフライトでNクラス以外の予約クラスを対象に、空席があれば自動的にファーストクラスに無料アップグレードされるという非常に太っ腹な制度!アップグレードは会員ランクに応じて以下のように確定していきます。
プレミア資格 |
確定タイミング(最も早いタイミング)
|
プレミア1K | 96時間(4日) |
プレミアプラチナ | 72時間(3日) |
プレミアゴールド | 48時間(2日) |
プレミアシルバー | ご出発当日 |
自分の場合、先日プラチナレベルで4レグ乗ってきましたが、ハイシーズンでも3勝1敗の実績でした。3勝は72時間前に確定、1敗はE175という小型機でファーストの座席が少なかったのでギリギリ自分の一人前で一杯になってしまいました。
尚、この制度、北米内以外にも日本=グアム路線も対象になるのがポイントです!特に成田発のフライトであれB777の機材を選べばフルフラットのビジネスクラスのシートに無料アップグレードされるチャンスがありますよ!!
特典航空券関連の手数料免除・割引特典
そして地味に大きい特典が特典航空券に付随する手数料の免除特典です。UAマイルはANA国内線搭乗のために発券する方が多いと思いますが、国内線の旅って普通は1週間前とかに思いついて予約したいですよね。そんな時に出発20日以内の発券には緊急発券手数料として75ドルがチャージされます。これは痛い!しかし上級会員は会員ランクに応じて免除・割引となります。プラチナ以上は無料になるので頻繁に直前発券をする人はこれだけでもメリットになるでしょう。
手数料 | 一般会員 | プレミアシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
特典航空券の予約手数料 | |||||
電話発券手数料 | 25米ドル | 25米ドル | 25米ドル | 無料 | 無料 |
出発20日以内の緊急発券手数料(予約方法にかかわらず適用) | 75米ドル | 50米ドル | 25米ドル | 無料 | 無料 |
特典旅行の変更手数料 | |||||
出発61日前までの変更またはキャンセル手数料 | 75米ドル | 50米ドル | 25米ドル | 無料 | 無料 |
出発60日前以降の変更またはキャンセル手数料 | 125米ドル | 100米ドル | 75米ドル | 50米ドル | 無料 |
ノーショー後のキャンセル手数料 | 125米ドル | 125米ドル | 125米ドル | 125米ドル | 125米ドル |
また1Kであれば発券後も無料でルート変更ができます。直前になって希望していた便が空いてきた時も無料で変更できるのは嬉しいですね。また保険として取り合えず押さえておいて、直前になってその航空券を使えなくなった場合も無料でキャンセルができます。これは日系プログラムにはない柔軟性ですね。一度この利便性に嵌るとほかのプログラムのガチガチに厳しいルールが恐ろしくなりますよ。
Marriottゴールド資格の獲得(プレミアゴールド以上)
プレミアゴールド以上の資格を獲得するとMarriottのゴールド資格が付与されます。こちらに関してはSPGアメックスで維持されている方も多いかと思いますが、年会費無料で(とはいってもUA修行費用は掛かりますが)Marriottゴールドを維持できるのはなかなか美味しいのではないでしょうか。
Marriottゴールドはラウンジアクセスと朝食が確約されていますので、非常にメリットの大きいプログラムです。持っていて損はないでしょう。
無料のスナック・アルコールサービス(プレミア1K以上)
米国の国内線は飛行時間が長い割にサービスはソフトドリンクのみと非常にドライなものですが、エコノミー利用時でも写真のような軽食やアルコールドリンクが無料で提供されるようです。ちょっとしたことですけど、これも嬉しいサービスです。
ユナイテッドマイレージプラスのまとめ
「飛行機に乗ってニューヨークに行くより居酒屋やマッサージ屋に行った方がよっぽどマイルが貯まる。」ここ最近、本当に航空会社の顧客プログラムなのかわからないようなことが当たり前になっている世の中において、ユナイテッド航空のマイレージプラスは「飛ぶ人」を楽しませてくれるプログラムです。数々の改悪はありましたが「飛ぶ人の期待にしっかり応える」という米系の伝統は変わらないように思います。
陸マイルを批判するつもりは毛頭ありません。私もその恩恵を受けまくっている一人ですし、そういうシステムになっている以上はそれを最大限活用するのはマイラーとして当然でしょう。
要はそれぞれのプログラムの特性や自分の行動パターンをよく分析して、自分に合うように様々なプログラムをうまく使い分けるのが大事ということですね!私の場合、陸マイルはANA、フライトマイルはUAとして使い分けています。国内線よりも国際線のフライトが多い方はフライトマイルはUAに貯めるのも面白いと思います。
次回以降、ユナイテッド航空へのステータスマッチレビューや修行の様子、そして特典航空券のスイートスポットなどをご紹介していきたいと思います。
遅ればせながらUAMPの魅力に昨年気付きまして、勉強を始めたところだったので非常にありがたい記事でした!手間が掛かったのもよく分かります!もし第2段があるようでしたら、今度は貯めるより使い方が難しいといわれるスイートスポット編を心待ちにしています(笑)
◆AWARD FLYERさん
UAMPの魅力に気づかれましたか。改悪続きでしたのですっかりマイラーからは嫌われているように思われるUAMPですが、使ってみると非常に面白いプログラムだと感じますよ。広大なアメリカの大地を飛び回る快感もたまりません!(笑)
先日ポジショニングフライトにちょっくら発券しました。使い勝手も非常に良かったのでそのあたりもレビューしたいと思います。