当ブログでは何度もUPしておりますUS AirwaysのDividend Milesを使った特典旅行の発券報告です。US Airwaysは合併によりアメリカン航空になってしまいましたが、全盛期は本当に楽しませてもらいました。今回は秋の九寨溝を訪れるため、東京から成都までCXのファーストクラスで飛びました。
ルーティング
(FFP)US Dividend Miles
(必要マイル数)40,000
(航空会社)CX/KA/KA/CX
(クラス)F/C/C/F
(ルート)HND/HKG/CTU/HKG/HND
(機材)B747/A320/A320/B747
(諸費用)55.16USD+発券手数料50USD
(マイル単価)20円程度
九寨溝(JZH)にはoneworldの就航がありませんでしたので、中国南西部の拠点空港である成都までをUSのアワードで発券し、成都=九寨溝は別途中国の国内線を有償で手配しました。
日本から中国・香港へはファーストクラスが往復で4万マイルという破格のアワードチャートでしたので、このスイートスポットに目をつけて発券した訳です。香港から先はFクラスが存在しないためドラゴン航空のビジネスクラスとなりましたが、それでも成都は中国の西側に位置し、日本からの距離が長く稼げるため、マイラー的には非常に満足度が高いルーティングとなりました。実費で購入すると80万円近い航空券ですので、マイル単価は20円ほど、そしてマイルの仕入れ単価は当時1円程度でしたから笑っちゃうようなお得な仕組みでした。
懐かしのCXのジャンボジェットに往復とも搭乗できたのは最高の思い出です。
そして、往復共にファーストクラスに搭乗できるという点も最高でしたね!
香港到着後、CXのファーストクラスラウンジを楽しんだ後は、ドラゴン航空に乗り継ぎます。この区間はリージョ機材のA320ですのでファーストクラスはありません。
それでもシートはCXの新型リージョと同じものが導入されていたので、なかなかいいフライトでした。
成都で1泊した後、翌朝の早朝のフライトで九寨溝へ飛びました。この区間は有償で別途手配した中国東方航空です。152マイルの短い区間ですが、秋の紅葉シーズンになると運賃はグンと跳ね上がります。
九寨溝の見どころ
九寨溝の見どころは宿泊施設のある街中と離れている上、広範囲に点在しているため、ツアーに参加しなければ観光は不可能と言ってもいいかと思います。私は車とガイドをつけて2日間かけて回りました。
青々とした非常に美しい大自然を楽しみながらハイキングしていました。
紅葉シーズンには少し早い時期でしたが、それでも美しかったです。
これが天然の色とは思えないような青さです!
2日目は黄龍という場所に向かいました。このような高山地帯を走っていきます。雲海が眼下に広がっているのが分かりますでしょうか。
ここは標高も高く、高山病になる人もいますが、自分は幸い元気にトレッキングできました。定番の場所からの眺めも写真に収めることができました。もう少し天気が良ければもっと綺麗に写ったかもしれません。
汚染の激しい中国ですが、山奥まで来ればさすがに空気も綺麗で、滝を見ながらリフレッシュできました。
壮大な中国の自然に圧倒された旅となりました。
帰りも成都までは別切りのチケットで戻りました。四川航空(スーチョワン航空)です。エコノミーなので特記事項はなし。この日は翌朝のフライトに備えて成都の空港付近のホテルでトランジットしました。
帰国日です。帰りもドラゴン航空で香港に向かいます。隣のスポットには成田まで直行で帰れるANA便が駐機していますが、ここはあえて香港経由です(笑)
往路同様、新型リージョ機材でした。往復共に新しいシートの機材だったのはラッキーだったかも。
そして、香港ではたっぷり乗り継ぎ時間がありましたので、PIERのファーストクラスラウンジを楽しみました。
そして最後の締めは再びCXジャンボのファーストクラス。
この搭乗が自分自身のCXのB747の最終搭乗となったフライトだったのでした。
Bottom Line
香港を経由して、しかも成都で往復共にトランジット宿泊しているので、なんだか非常に効率の悪いルーティングのように思われるかもしれませんが、実はANAの成都直行便も現地夜到着・早朝出発のスケジュールなので、やはり往復共に成都で宿泊する必要があるようでした。それを考えれば香港を経由して成都に行くというのは悪い選択肢ではないと思いました。むしろ多くの方にとって香港は経由地として最高に楽しめる場所でしょうしね(笑)
中国系のキャリアを使用すれば同日乗継で九寨溝まで行けるかもしれませんが、よほど休みが短くて極力移動時間を短縮したい場合を除いては、中国系キャリアという選択肢は避けてしまうかもしれませんね。
尚、同じルートをJMBで発券すると9万マイルです。一度行って見たかった場所にUS Airwaysが合併して亡くなってしまう前に4万マイルで訪問できたのはラッキーでした。