AAdvantageの改悪を前に、エティハド航空とカタール航空のA380ファーストクラスを体験してきました。この時のチケットはこちらとこちらを組み合わせています。今回カタール航空のフライトはファーストクラスでしたが、ビジネスクラスのシートも素晴らしいと聞き、見学してきました。
ビジネスクラスシート
ビジネスクラスのキャビンはA380型機のアッパーデッキ、ファーストクラスの後方に位置しています。ご覧のようにリバースヘリンボーン型のシートが1−2−1配列で並びます。
この配列の最大の利点は、どの座席からも通路にアクセスできることだと思います。ここ最近、隣席がある旧型のシートに何度か座りましたが、トイレ立ったり、CAさんに色々お願いするときのストレスが全然違うように感じました。
窓側のシートは窓側を向いて配列されているため、外の景色を眺めるときも変な姿勢になりませんし、通路側から覗かれても視線が合いにくいです。また、サイドテーブルも大きくなっており、フライト中の居住空間としての快適性も大幅に向上していると言えます。そういった意味で、旧型のヘリンボーンシートの欠点を見事に改善していると思います。
そしてシートはもちろんフルフラット。完全に自分だけの快適な空間が約束されたシートですね。
ただし、足元はやや狭くなっているように見受けられました。実際の感想は長時間座ったわけではないので差し控えさせていただきます。
機内ラウンジ
ビジネスクラスキャビンの後方にはラウンジが用意されており、アルコールを含めたドリンク類やおつまみ程度の軽食が提供されています。お客さん同士、あるいはCAさんとの会話を楽しめる機内の社交場のようなイメージです。日本人同士だと見知らぬ人とはあまり会話しないですが、外国のお客さんはどんどん食い込んできますので、こういう場は結構楽しめますね。
そしてこのラウンジの最大のウリはKRUGが飲めることです♪
本来ファーストクラス用のシャンパンなのですが、ラウンジに来ればビジネスクラスのお客さんにも振舞ってくれます。この辺りの太っ腹ぶりはさすがのカタール航空ですね!!この日はラウンジだけで4本のボトルが空いたのだとか・・・!
エコノミークラス
一応オマケでエコノミークラスもご紹介します。エコノミークラスがあるのは、A380のメインデッキ全域と、アッパーデッキの後方になります。他社のA380と比べるとエコノミークラスが多いコンフィグになります。
アッパーデッキは3−4−3配列。ジャンボよりも横幅が広いし、壁も垂直に近い形なので、特にメインデッキは広く快適に感じます。
そしてアッパーデッキ。こちらは2−4−2配列で並びます。メインデッキはほとんど空席がないくらいド満席でしたが、アッパーデッキは逆にガラガラでした。意外と穴場かもしれません。
Bottom Line
ファーストクラスの座席もすごいですが、ビジネスクラスの座席の進歩も目をみはるものがあると思います。特にこのリバースヘリンボーン型は、席を立つときに隣人を跨がなくてすみ、フライト中も完全に個人のプライベート空間が確保されていて、快適なことこの上ないシートです。このようなシートに慣れてしまうとこれが当たり前になってしまうのですが、ここ最近ひと昔前のビジネスクラスのシートに立て続けに乗る機会があり、このシートの快適性を身にしみて感じたのであります。シートも素晴らしいですし、ラウンジに行けばKRUGが飲めますので、カタール航空A380はほとんどファーストクラスレベルのフライト体験ができるといっても過言ではないでしょう。お見事です!