ニューヨークJFK空港第8ターミナルにあるアメリカン航空フラッグシップラウンジを利用する機会がありましたのでレビューしたいと思います。「米系のラウンジはショボい」という既成概念が大きく覆されるほど進化していました。
アメリカン航空フラッグシップラウンジ・入室基準
以前はファーストクラス利用者とAAdvanatage以外のエメラルドメンバーに限定されていた入室基準は大幅に緩和され、ワンワールドサファイアレベルまで入室基準が広がったことは嬉しいニュースです。
入室基準
- ワンワールド航空会社の長距離国際線ファースト/ビジネス利用者
- 米国大陸横断便*のファースト/ビジネス利用者
- 長距離国際線に搭乗するAAdvantage Executive Platinum, Platinum Pro, Platinum会員(利用クラスは問わない)
- ワンワールド加盟会社のフライトに搭乗するAAdvantage以外のワンワールドエメラルドおよびサファイア会員(路線は問わない、国内線でも利用可能)
*米国大陸横断便:JFK/LAX, JFK/SFO, LAX/MIA
上記を読む限りJGCを持っている場合には必ずフラッグシップ側に入れますが、逆にAA自社最上級会員であるExecutive Platinumであっても大陸横断便でない通常の国内線ファーストに乗る場合はAdmirals Clubしか利用できません。
アメリカン航空フラッグシップラウンジ内の様子
入室基準がリニューアルされて対象者が大幅に増えたので、ラウンジ内はそれなりに混みありますがアメリカらしく広さは十分にあり、座るところがなくなるほどではありません。
ダイニングエリアも用意されています。
あまり期待していなかったフードコーナーですが、これが予想外に充実していました!
お酒が進みそうな前菜。
ホットミールもアメリカらしく肉肉しいものが数種類もありました。
そして最大の驚きがなんとシャンパンボトルがゴロゴロ並べられているではありませんか!
ここがワンワールドサファイア&国内線搭乗で利用できる米国のラウンジだって信じられますか!?アメリカン航空はいつからこんなに太っ腹なったんでしょうか!
赤白ワインも数種類ずつ提供されていました。
デザートのフルーツや、
アメリカらしい毒々しいパンもありました。
アメリカン航空最上位のダイニング・フラッグシップダイニング
ここまででも十分に満足出来るダイニングですが、実はJFK空港にはさらなる上位ダイニングが存在します!
それがフラッグシップダイニングです!! ここの利用対象者はラウンジのレセプションで入室するときにインビテーションが発行されて、受付からダイニングのエントランスまで専属のアテンドが付いてくれますよ!
入室基準
- アメリカン航空長距離国際線ファーストクラス利用者(同伴者1名可)
- 米国大陸横断便*のファーストクラス利用者(同伴者不可)
*米国大陸横断便:JFK/LAX, JFK/SFO, LAX/MIA
入室基準を見る限りこちらは正真正銘のファーストクラス利用客をターゲットとした設備のようです。ステータスや他社Fも一切受け付けずアメリカン航空長距離国際線または大陸横断ファーストクラスに搭乗する者だけが利用出来る素晴らしい場所です。
大きな窓に面していて、眺めも最高です。
夜になるとお洒落なバーのような雰囲気です。
アメリカン航空の翼を眺めながらバーカウンターでゆっくりするのもいいですね!
夜はライトアップされていい雰囲気です。
ちなみにフラッグシップラウンジの一般エリアで提供されているのはボランジェですが、フラッグシップダイニング内のシャンパンはテタンジェなのも嬉しいです♪
フラッグシップダイニング内の食事も豪華です。夜の出発便の前は色々と豪華な食事が注文できるようでしたが、F→Fの乗り継ぎ時は胃袋のキャパ的にハンバーガーが限界です。
早朝の米国国内線ファースト登場前の利用ではエッグベネディクトを注文しました。エッグベネディクトはニューヨークが本場ですからね!
食事の後はチョコレートとともにお礼のカードが渡されました。アメリカン航空もサービスも随分と変わりましたね。
Bottom Line
米系航空会社のラウンジといえばシリアルとバナナとソフトドリンクくらいしかなく、数年前までひもじい思いもしながら乗り継ぎの時間をひたすら潰していた思い出しかありませんが、アメリカンのラウンジは相当レベルアップしましたね!AA会員の場合は大陸横断でない国内線の場合はこのラウンジは利用できませんが、JGC(AA以外のサファイア)を持っている限り国内線利用でもエコ利用でもここが使えるのは非常に大きなメリットです。アメリカ在住のマイラーにすれば他社サファイア資格は喉から手が出るほど欲しいものになるでしょうね。
尚、米国の空港は到着時に出発フロアに入れる仕組みになっているので、AA国内線で8タミに到着して、1タミのJAL便に乗り継ぐ時もここは利用できるはずです。