AMC特典で発券したLHファーストクラスの旅もフランクフルトから羽田戻るフライトを残すのみとなりました。
ベンツ送迎からの搭乗
ファーストクラスターミナルを出て、ベンツでシップサイドまで送迎してもらいます。
この日、同じ車に乗り合わせたのはドイツ人のセネターのおじさん。聞けばこのおじさん、ANAのダイヤモンドメンバーでもあるとか。「えーーー!だったらルフトにまとめてHONになればいいじゃん!!」と突っ込んだところ、ルフトよりANAのCクラスの方がシートもサービスもいいので、両社を使い分けているのだとか。ANAのシートとルフトのFタミ使用権、確かに天秤にかけるのは難しいです。
そんな話に花を咲かせているうちに車はシップサイドに到着。ここからエレベーターで直接PBBに登ります。
搭乗時に撮影した写真。B748のアッパーデッキの大きさを感じます。
L1ドアから搭乗します。前に写っているのがセネターのおじさんです。CAさんはtheルフト!って感じの方々♪
シート
帰りもファーストクラスに乗せていただきます。B748ですのでファーストクラスはメインデッキのAコンノーズ部分に設置されています。(下の写真は日本到着前になって撮影したものですので窓の外がかなり明るいです。)
実際は夕方発なので、辺りは暗くなっています。
この日は8席中5席の搭乗率でした。見た感じ私以外は全員有償またはアップグレードっぽい感じで、アワード客風の人は皆無でした(笑)
他の乗客が乗ってくる前に軽く機内の撮影を済ませました。
この機材もwifi搭載機。無料のバウチャーコードをお願いしましたが、「ない」とのことでした。。。昔はルフトでも無料配布していたのですが、3年くらい乗っていない間にそういうサービスもなくなってしまったのかな…
アメニティ
ヘッドホンはBOSEのノイズキャンセリングホンでした。映画を見る際にとても重宝しました。
そしてお気に入りのRIMOWAのポーチ♪ルフトハンザのロゴ入りなので、マニアとしては堪らない品です。往復ともに違う色が貰えたのはラッキーでした。
夕食サービス
この便は夕方に出発するため、上空に上がってからは夕食サービスが提供されます。しかし、ラウンジで贅沢な食事をした後なので、あまりお腹は空いていません。お腹が空いたら夕食にします、と伝えてフライト序盤は水だけ飲んで映画を見ていました。
しかし、フライト中に何度も「何か飲みますか?」「何か必要なものはありますか?」「そろそろ食事にしますか?」といった声掛けがありました。この辺り、欧州系と言えど仕事熱心なドイツ人らしいサービスなのかなと思います。
で、出発後2時間半のところで(あまりお腹は空いてこなかったものの)誘惑に負けてそろそろ食事を始めることにしました。
LHのファーストでは必ずキャビアからサービスが始まります。上記写真は一斉サービスの際に撮影しておいたもの。実際この時間から食事をはじめたのは私だけなので、ワゴンサービスはありませんでした。
ルフトはキャビアの盛りが豪快なことで有名です。たっぷり30g以上はあるでしょう(笑)
飲み物はもちろんシャンパンを。
銘柄はローランペリエ・グランシエクルです。
前菜
3種の前菜が少量ずつお皿に盛られています。本来ならワゴンサービスで実物を見ながら好きなモノを選ぶのですが、今回は私一人だけの食事なので全部持ってきてくれました。
牛肉のタルタルに、
これはなんだか分かりませんでした。
そしてvegetableといって渡されたお皿です(レッドラディッシュ、レタスなど)
前菜の後はサラダが配られました。
メインコース
メインはラムか魚の選択でした。お腹が空いていない時はまず間違えなく白身魚のメインを選択しておけば間違えないという過去の経験をもとに、迷わずフィッシュを選択しました(笑)
こちらがフィッシュのメイン。日本語メニューにはオヒョウと書かれていました。英語ではhalibutだそうです。これがおいしくて大当たり!やはり白身魚のメインにハズレはありません。
今回は大好きなムルソーの白ワインを楽しみにしていたのもあり、白身魚のメインはちょうどよかったです。
その他ワイン。今回は疲れていたのでシャンパンとムルソーしか飲みませんでしたが…
デザート
メインの後はデザートです。ドイツ産の甘いワインを飲みたかったので、チーズを頂きました。
こちらがそのドイツの甘いワイン。ジュースみたいな甘さがあってこれは美味しかったです。ルフトハンザならではのチョイスだと思います。
最後は、北欧風洋なしコンポートをアールグレーティーとともに頂きました。
チョコレートもたっぷり提供されましたね。
フルフラットベッドで休憩
食事が終わった後は映画を見ながらゴロゴロしていましたが、眠気に襲われていつの間にか眠ってしまったようです。まるで自宅のベッドでゴロゴロしているかのような快感は、さすがファーストクラスのシートだと思います。
朝食サービス
目が覚めると窓の外はこんな風景でした。極寒のシベリアの大地です。凍りついた川に橋がかかっているようです。
どこだろうと思ってフライトマップを開けてみると、
アムール川の流域、それももうかなり日本に近いところまで来ていました。ここで朝食のサービスが始まりました。
目覚めのオレンジジュースを頂き、フルーツとヨーグルトがサーブされます。さすがにもうアルコールは勘弁でした。
2食目は和食にしました。洋食は卵料理とか一般的な朝食メニューだったと思います。
メインコースはまたhalibut(オヒョウ)でした。でもおいしく頂けましたよ。これですべてのサービスが終了。あとは羽田に着陸するのみとなりました。
名残惜しいので最後に機内の撮影を。
開放的なAコンファーストクラスの雰囲気が堪りませんね。天井の丸みを帯びた形状はB747とは若干違いが感じられます。
バラの花が優雅な雰囲気を盛りたてるのがルフトハンザのファーストクラスです♪
羽田空港へ
シップは羽田空港へ向けて着陸態勢に入ります。ヨーロッパ便は北側から東京上空に進入してきますが、羽田の着陸は南側からになることが大半なので、千葉上空を大回りして降りて行きました。
こうしてフランクフルトから11時間、羽田空港に無事着陸いたしました。我らがANAの飛行機を見ると日本に帰って来たな~と言う気になります。
到着機。
飛行機を降りると地上アテンドさんが待っていてくれ、荷物のターンテーブルまでアテンドして頂きました。日本でこんなアテンドサービスを受けたことがないので、これも驚きでした。
Bottom Line
シンプルなんだけど心地よい。ルフトハンザのサービスを一言で表すとそんな感じでしょうか。日系のようにベタベタしたサービスではないけれど、必要なことがあればいつでも駆けつけて来てくれて、要望に迅速に応えてくれます。この心地よさが癖になってしまうのですよね。また何度も何度も搭乗したくなるファーストクラスです。これにてこのシリーズの連載は終了です。次はいつLHに乗れるか分かりませんが、この素晴らしいフライトとラウンジを体験するために、またいつか必ず戻ってくるぞ、と心に誓い飛行機を後にしたのでした。
この時のチケット情報
AMC特典航空券を利用。詳細はこちらをご参照下さい。