650マイル以下の北米発着短距離路線の必要マイル数が改悪
650マイル以下の特典であれば片道わずか4,500マイルで発券できるブリティッシュ・エアウェイズのExecutive Clubですが、2016年2月2日より北米発着の特典に限り最低マイル数が4,500マイルから7,500マイルに変更となります。尚、ビジネスクラスの場合は9,000マイルから15,000マイルに、ファーストクラスの場合は18,000マイルから30,000マイルに変更となります。BAは短距離路線がSweetSpotだっただけにこの改悪は非常に残念です。
原文はこちら。
We’re making some changes to reward flight pricing in North America
On 2 February 2016, we’ll be making some changes to the Executive Club pricing structure for reward flights originating or terminating in the United States of America.
The change will only affect shorter routes on American Airlines and Alaska Airlines, with reward flights now starting from 7,500 Avios, rather than 4,500 Avios, plus taxes, fees and carrier charges from $5.60 USD. The majority of North American reward flight prices will remain unchanged.
Take a look at the examples in the table below to see how our pricing structure will change.
北米発着路線以外の路線と651マイル以上の路線は変更なし!
今回改悪されるのは650マイル以下の路線かつ北米発着路線のみになります。日本国内線やヨーロッパ域内便等、その他の地域には影響がありません。これが不幸中の幸いだったと思います。
改悪されても引き続きAAdvantageやJMBよりはお得
アメリカの国内線はAAdvantageから発券すると片道12,500マイル、JALの場合は15,000マイルからとなります。JMBの場合は、最大6区間乗れて3回まで途中降機可能です。ただし、必要マイル数は飛行距離によって変わってきます1,000マイルまでが15,000マイル、2,000マイルまでが20,000マイル、4,000マイルまでが21,000マイルとなっています。単純に1区間だけ乗る場合はBAの方がお得ですが、周遊する場合にはJMBが有利になることもあるかと思います。
650マイル以下の北米短距離路線
今後北米地域でBA特典を利用予定がある方は改悪前に発券を済ませてしまいましょう。以下の路線が日本人が使いそうな650マイル以下の路線ですので是非参考にして下さい。
尚、マイアミ=ハバナは現時点では就航がありません。今後アメリカとキューバの国交正常化が進めばアメリカン航空が就航する可能性は高いと勝手に予想していた路線です。密かにBA特典で狙っていたのですが、改悪となってしまい残念です。
Bottom Line
この趣味に改悪は付き物です。特にこの数年の改悪ラッシュは尋常でないものがあります。改悪の影響を最小限に抑える方法は、マイル積算プログラムを分散する、定期的に使用する、SPGやAMEXなど数社のマイルに移行可能なポイントを貯めておく、などがあります。しかし残念ながら私自身、改悪され続けるマイルの駆け込み発券(US、NH、AC)で1年先まで予約で一杯なのが現状です。マイルのご使用は計画的に!