ANAのビジネスクラスでロンドンから羽田をフライトしました。ロングホールでのANAビジネスは約1年半ぶりということもあって、いろいろ新鮮でした。そして「やっぱりANAのビジネスは最高」と思わされたフライトでした。
チェックイン
ロンドン・ヒースロー空港にやって参りました。リニューアルされたスターアライアンス専用のターミナル2もT5のようなヒースローらしい雰囲気になりました。
こちらのANAカウンターでちょっとお願い事を。実は今回訳あってAMCのファーストのマイル数を払っているのですが、この便はFクラスの空きがなくてビジネスクラスの予約になっていました。
そこで事情を説明し、当日アップでファーストにあげられないかお願いしてみました。しかし6席もの空席があったのに機内食が2名分しか積んでいないからという理由でアップグレードは叶いませんでした。「事前に言ってくれれば対応できたのに申し訳ありません」とのお言葉はあったものの、アワードチケットの搭乗クラスを本当に空港で変更できるのかは疑わしいかもしれませんね。
ANA B777-300ER ビジネスクラスシート
ロンドン線は安心のフラッグシップのB777-300ERでの運行です。乗りなれたANAのトリプルセブンですね。
シートはANAが世界に先駆けて導入し、今ではビジネスクラスのシートの主流の一角を担うようになったスタガードシートです。フルフラットで全席通路アクセスという素晴らしいスペック。その上シート配列は1-2-1とゆったりとしています。
実際に着席してみた時の眺めです。このシートの良さはアップライトポジションでもオットマンに足が届くので、離着陸時もくつろいだ姿勢で過ごせるのが他社のリバースヘリンボーンと比べた時のメリットです。
ラップトップ、携帯、充電器、入国書類、ガイドブック、新聞などなど長距離フライトでは身の回り品がたくさんありますから、広いサイドテーブルはとても重宝します。
ベットポジションにするときは上の写真のように肘掛けを上に上げてしまいます。これによりベッド幅を広げられる仕様になっています。
ヘッドフォンはノイズキャンセル機能は付いていなと思われます。
出発
この日は搭乗率も低く、ビジネスは半分くらいの埋まり具合。そのため早々に搭乗が完了しプッシュバックが開始されました。近くにはSQのA380も駐機していました。
ちょうど同時刻にJAL便も出発したみたいで、滑走路から2機先に離陸していきました。ちなみに羽田空港へはANAが先に到着したので、途中どこかで追い抜いたということになります笑
シベリア大陸を横断するロングホールのフライト。これから待ちに待ったANAビジネスクラスの機内サービスが始まります!
ANAビジネスクラス・機内食サービス
ベルトサインが消えサービスが始まるとテーブルを引っ張り出して食事の準備を始めます。テーブルはビジネスクラスとしては十分なサイズがあり、使いやすいものとなっています。
ということで、久しぶりのANA長距離ビジネスクラス搭乗を祝ってシャンパンで乾杯といきますか!綺麗にラベルの写真も撮れました。
この写真、簡単に撮っているようでとても苦労があるんですよ。CAさんに協力をお願いしないといけないし、日中のフライトだと窓のシェードを上げ下げして光加減を調整しないとラベルが綺麗に撮れないんです。今回のように夜便で太陽光なしの機内照明だけの方が案外楽なんですよね。
シャンパンを注いでいるシーンを撮られるとCAさんは緊張するのだとか(笑)アミューズ・ブーシュとともにいただきましょう!
この後は前菜が運ばれてきました。見た目からして「?」な感じですが、お味も口に合わずほとんど残しました。
チキンのロースト カルダモンの香りとシーフードテリーヌ ルイユソース添え
そしてメインはビーフフィレを選択しました。見るからに美味しそうな出来栄えです。
断面はやや赤みが残る程度ですが、お肉自体がジューシーだったのでペロリと食べられました。
そしてデザートはワゴンスタイルでのサービスでした。ワゴンサービスは見ているだけで楽しめますね!
さすがにチーズまでは入らなかったので、ケーキとフルーツをもらいました。アールグレーの紅茶とともに。
この後もプチフールのサービスとしてチョコレートが配られました。何を間違ってか欲張って4個も貰ってしまいました(笑)
食事のサービスがひと段落したところで、食後酒のサービスもありました。ファーストクラスだと自分の好きな物を好きな時にというスタイルなのですが、飲み食いするものがどうしても自分の知っている範囲のものになってしまいます。一方である程度サービスの型のあるビジネスの方が色々と知らないものにも手を伸ばせるのでありがたいかもしれません。
最後にペットボトルの水が配られて、サービスはひと段落です。行きの機内で見はじめてた「救命病棟24時」に嵌ってしまい、全話一気に視聴してました。
2回目の機内食
しばらく寝ていたようで、起きがけの口直しにスプライトを注文しました。そしたら日系エアラインなのにスプライトは積んでなくて、7upが出てきました。正直、スプライトと7upの違いは全くわかりません。
日本が近づくにつれてだんだん周囲が明るくなりました。
到着前の機内食はセットメニューもあるのですが、それよりも最近新しくなったアラカルトメニューに興味があったので、そちらから幾つか選んでみました。まずはシーフードのお茶漬け。
Donburi N7-鰹節焼きおにぎりとポン酢味噌でマリネした海鮮の出汁茶漬け
これが出汁が効いていて美味かった!ホタテやイカなどシーフードがたくさんのっていたのもGOODでした。
もう1品はうかい名物 豆水とうふ。新たにコノシュアーズのメンバーに加わった「豆腐屋うかい」とのコラボメニューです。
そして絶対に外せない定番メニューの一風堂ラーメンです。これを食べないとANAに乗った気がしませんね!
最後はコーヒーとともにハーゲンダッツのアイスクリームデザートにしました。下手なデザートよりハーゲンダッツの方が安定感があって美味しいなあと。
大満足の機内食サービスが終わりまして、着陸間際にクリスマスのスペシャルドリンクのサービスがありました。アップルショーレ(りんごジュースと炭酸水の1:1割)にフルーツを浮かべたものでした。このようなマミュアルにないサービスがANAらしくていいですね♪
そして最後にANA関連のグッズがプレゼントされました。フリクションのペンは実用的でうれしかったです。
羽田が近づいてくると窓の外には東京湾と富士山の幻想的な光景が広がっていたので思わずパチリ。
Dランを横切って羽田空港に着陸です!
日系キャリアの翼が並ぶ様子を見ると、日本に帰ってきたことを実感しますね。
Bottom Line
久しぶりの長距離線ANAビジネスクラス搭乗記でしたが、もうこれ以上望むものがない程シートも機内食もサービスも最高レベルでした。特に機内食はコノシュアーズに新しいメンバー豆腐屋うかいも加わり、毎回飽きさせない工夫が感じられます。これからも欧米線のビジネスクラスはANAが間違いなく第一の選択肢になりそうです。。