Up in the SKY

〜年3回ファーストクラスで海外旅行するためのマイル活用術〜

ファーストクラス ユナイテッド航空

UA1K修行の旅!ステータスマッチでプラチナになったメリットのレビュー

投稿日:

UA1K修行のためアメリカ国内線をフライトすることにしました。PQM基準ではすでに1K基準に達していたので、単純にUA便に4レグ搭乗することが目的です。この修行を少しでも楽にするため、事前にステータスマッチでプレミアプラチナになっていたのでした。

修行スケジュール

今回はマイル数は修行に影響しないので、極力1レグあたりの単価を下げるルーティングを考えました。ほぼ1日中色々な経由便を含めて探し回りましたが、結局ロスとベガスの単純ピストンが一番お得でした。安いフライトを選んだので深夜早朝に動くややハードなスケジュールにも目をつぶりました。

Day.1
①LAX→LAS 14:45-16:07
②LAS→LAX 18:25-19:56
③LAX→LAS 23:15-00:29
Westinラスベガス泊

Day.2
④LAS→LAX 08:26-09:55

修行費用

①②が1枚の航空券で 当初20,990円でしたが、発券後24時間以内に値下がりしたのでチケットを切りなおして20,040円でした。

③④が1枚の航空券で 15,490円でした。

合計35,530円 1レグあたり8,883円でした。無駄に飛ぶ4レグの費用としてはまあほぼ最小限に抑えることができたと思います。これだけの投資で平会員から1Kまで上がれると思えば「買い」だと思いました。

※米国運輸省の規制により、出発まで1週間以上かつ発券後24時間以内の航空券はたとえ返金不可の航空券であっても無料で払い戻しが可能です。

United.com|24時間フレキシブル予約ポリシー

 

無料プレミアアップグレードの確定状況

上記フライトのうち①~③についてはプラチナ会員のアップグレード確定タイミングである出発72時間前にファーストクラスへの無料プレミアアップグレードが確定し、ユナイテッドからメールによる通知がありました。

④についてはアプリ上はUpgrade Requestedの表示でしたが、なぜかウェイティングリストに自分の名前が表示されなかったので、前日にユナイテッドクラブで聞いてみると「リクエストが入っていない」とのことだったのでその場でウェイティングに入れてもらえました(ほかのフライトは自動でリクエストが入るのに、なぜこのフライトだけ入らなかったのかは謎です…)

ユナイテッド航空ファーストクラス・チェックイン

さて、能書きはこれくらいにしていよいよ修行当日です。ロサンゼルス国際空港のユナイテッド専用ターミナルの第7ターミナルにやってきました。プレミアメンバーを含むスターアライアンスゴールド資格保有者はこちらのプレミアカウンターによるチェックイン、プレミアセキュリティーレーンが利用できます。

もっとも、システム化が進んでいるアメリカの空港でカウンターを利用しようとすると不思議そうな顔をされましたがね。。ここで1レグ目のLAX→LASのチェックインが完了。復路も同日便ですが、何もリクエストせず自然体でチェックインしたら最初の区間の搭乗券しか出てきませんでした。変態旅程がバレなくて良かったと言えば良かったのですがw

1レグ目:UA531 ファーストクラス搭乗記 LAX→LAS

寸前まで空港周辺で撮影していたため、ラウンジによる時間はなく、そのまま搭乗ゲートに進みました。米系の搭乗ゲートでは様々な情報が表示されるので面白いです。

まずはスタンダードなフライト情報。

そしてシートマップの埋まり具合。いい席が空いていれば座席変更もできますし、自分の隣席の空席状況なんかも分かります。

そしてファーストクラスへのアップグレードリスト。こんなにたくさんの人がアップグレードを申請しているんですね。しかし無情にも一番下にBooked:Full、Checked in:Fullと表示されていますので、チェックインした乗客が乗り継ぎに間に合わなかったなどの特殊な状況にならない限りこれ以上アップグレードが落ちてくる望みは薄そうな状況です。

エコノミーのStandby ListもBooked:Full、Checked in:Fullの表示でした。こちらは前便変更の客や乗り継ぎに失敗して後続便を待っているなど様々な理由により発生しているのだと思います。

完全な満席表示でしたが、ボランティア募集もBumpgateもなく通常通り搭乗が開始されました。Group1とGroup2のシンプルな搭乗スタイルでした。

というわけで優先搭乗にて機内へと進みます。米国の国内線ではチェックイン荷物に追加料金がかかるため多くの乗客が荷物を機内持ち込みにします。そのためオーバヘッドビンは常に満杯状態、搭乗プロセスにも時間が掛かります。たとえファーストクラスと言えどオチオチ搭乗していると自分の荷物スペースが溢れかえったエコノミー客に占領されてなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

搭乗機はB737、アメリカ国内線の標準的な機材です。かなり年季が入ったオンボロシートでした…

羽田=伊丹よりも短いフライトですが、1日4レグも乗ることを思えばファーストクラスの広い椅子はありがたいです。

この日は1日中動き回るのでパワーポート付きで助かりました。

ということで着席して出発の時間を待つことにします。

ファーストクラスの担当は若い超美人CA、ですが「The米系」というサービスレベルでした。通路を歩くのも当然客より自分が優先ですw

ウェルカムドリンクは、Anything to drink?と事務的に注文を聞かれ、スプライトを貰いました、アメリカでは飛行機がバスみたいなものですから、飲み物が出てくるだけでありがたいと思わないといけませんね。

シートポケットのパンフレットにはCHASEのクレジットカードの広告が入っていました。

5万マイルも貰えるなんて米国ベースのマイラーが羨ましいです。日本のアメックス・スカイトラベラーカードがUAで3倍ボーナスにならないのは、本国での航空会社と銀行の提携関係によるものなのかもしれません。アメリカではCHASE-UA、Citi-AA 、AMEX-DLですものね。

てなわけで無事オンタイムで離陸~。とはいっても同じ機材で帰って来るだけなので多少遅れても何の影響もない旅なのですが…。

カラフルな飛行機がならぶトムブラッドレーターミナルを見下ろしながらのエアボーンです。そのまま一旦太平洋上に出て、Uターンする形でネバダ州ラスベガスへ向けて航行していきます。

離陸後のキャビンの様子です。短通路機材でもファーストクラスなら幾分優雅に修行できますね。

離陸後はドリンクサービスと軽いスナックサービスがありました。シャンパンはあるか聞いたところ、”We do have.”と返ってきたのですが半信半疑のまま飲んでみましたが、どう考えてもシャンパンの味ではなかったです…(後のフライトでプロセッコと判明しましたが)

ちょっとしたスナックを貰って泡1杯だけ飲んでサービスは終了です。

ロスを出ると眼下に広がるのはすぐに乾燥地帯に変わります。ベガスが近づくと山脈も数多く見られました。

あっという間にベガスの街並みが見えてきまして、

無事、マッカラン国際空港に到着です。

ということでやって来ましたラスベガス!

ただし今回は修行できているので観光している暇はありません。そのままピストンでロスに戻ります(もともとギャンブルは好きではありませんが…)

折り返し便まで時間があったのでユナイテッドクラブで休憩することにしました。

PS便等の一部例外を除いて米国内線のみ利用の場合はたとえファーストクラス搭乗でもラウンジは利用できませんので、SFCカードを出して入室させてもらうことにしました。「他のクラブでは普通こういうことやってくれないわよ※」と言われましたが、割とスムーズにSFCステータスで入室できました。

※どこのクラブも普通やってくれます。断られたことはありません。ちなみにクラブとはユナイテッドクラブのことですw

ラウンジ内はサラダやスープ程度しかありません。またアルコール飲料はビールやウイスキー、ワインなど一部を除いて有料になりますが、無料のものだけでも十分楽しめると思います。下の写真はハイボール。

あとは米国国内線の代名詞!というようなものを食べて過ごしていました。

2レグ目:UA584 ファーストクラス搭乗記 LAS→LAX

それではロスへとんぼ返りします。

空席状況はこんな感じ。 

非常口付近は有料だから指定している人がいないのか、あるいは無料で押さえていた上級会員がファーストにアップされたために空席になっているものと思われます。

ファーストクラスの埋まり具合は、20席に対して19席が埋まっているようです。ウェイティングナンバー1番の人にはチャンスがありそうな状況ですね。

自分は72時間前から確定したのでアップされるかされないかといった心配とは無縁で、非常にいい精神状態で搭乗を迎えることができました。

が、シップに乗り込むと案の定、同一機材、同一クルーによる運航でしたw 恥ずかしいのでウェルカムドリンクを貰った後はほとんど寝てロスまで過ごしました。

 

ロスに到着後は次のベガス便まで3時間ほどインターバルがあったので、食事をするためにトムブラッドレーターミナルのスターアライアンスラウンジまで歩いていきました。

つい先日ロサンゼルス発のANA便にUAに乗る予定だった乗客が紛れ込んでロスに引き返すという事件がありましたが、ロスは制限エリア内でターミナル間を移動できる構造なので、問題の乗客や今回の私のようにユナイテッドのターミナル7からトムブラッドレーまで歩いて移動することができるのです。

ただし徒歩で片道20分かかりますので、よほどの暇人か本当に乗り継ぎが必要な人しか利用しないでしょうw

UA国内線の搭乗券でも問題なく入室できます。が、ファーストクラス専用のスターアライアンスラウンジはUA国内線ファーストクラスは対象外のようで、国際線搭乗券でなければダメだと言われました。

こちらのラウンジは基本的には国際線客用のラウンジなのでユナイテッドクラブよりも食事は充実しています。十分満足な食事をした後は、深夜の到着に備えてシャワーを浴びて、また20分かけて徒歩でターミナル7に戻りました。

ターミナル7に戻ってからはユナイテッドクラブで次のフライトのチェックインを行います。

ここまでどうやって入ってきたのか聞かれ、飛んできたフライトの搭乗券を出すように言われました。これからベガスに飛ぶのにベガスをピストンしてきたチケットを提示し、さらに翌日のロスに戻ってくる旅程までバレてしまい、恥ずかしい思いをしましたが、エージェントからは「1K目指しているのね、頑張ってね♪」との激励のお言葉がありました。さすが修行先進国アメリカらしく、エージェントもすべてお見通しのようでした。

3レグ目:UA325 ファーストクラス搭乗記 LAX→LAS

クラブでしばらく時間を潰した後、いよいよこの日の最終フライトの搭乗ゲートに向かいました。

またしてもネバダ州ラスベガス行きです。さすがに夜も遅い時間なので一刻も早くホテルに行きたい思いで飛行機に乗り込みました。

ウェルカムドリンクはジンジャーエールを。

その後は寝て過ごしていたようです。

ということでこの日2回目のラスベガス・マッカラン国際空港に到着です。到着後はUberでこの日のホテルWestinに向かいました。

翌日、この日も早朝から修行ですのでホテルを早々に朝食を済ませます。MarriottプラチナからのSPGプラチナですが、無料になる朝食はコンチネンタルブレックファストで、非常にショボかったので10ドル払ってビュッフェも追加してもらいました。

ベガスはUBERがたくさん走っているので空港行きもUBER利用です。リクエストしてから2分で車が到着しました。料金は11ドル程度でした。

4レグ目:UA5344 エコノミープラス搭乗記 LAS→LAX

そしていよいよ最後の修行フライトです。この区間はトラブルによりアップグレードリクエストが入っていなかったため当日空港でのアップグレード確定となるはずでした。

ファーストクラスの空席は2席。自分はアップグレードリストの2番目だったので大丈夫だろうと思っていたのですが、当日の朝になって急に自分の前にほかの客が入ってきて、その客に持っていかれて終了となりました。1Kだったか自分より運賃クラスが高い客だったのでしょう…

仕方なくエコノミープラスの席で帰ることになります。このような場合でもエコノミープラスに座れるのがせめてもの救いですね。

今までと違って機材はE175、かなり小型の機材です。このフライトはOperated by SKYWEST AIRLINES doing business as UNITED EXPRESS. と表示されており、UA4レグにカウントされるのか若干の不安はありましたが、結果何ら問題なくカウントされておりました。

運よくエコノミーで一番乗りで搭乗できましたので、キャビンの全景が撮影できました。アブレスト2-2ですので、B737と比べてもかなり小さな飛行機であることが分かります。

座席は何とかエコノミープラスを確保しています。

非常口席とかでもないのにこれだけのシートピッチがありました。これなら短距離なら余裕なシートでしょう。

エンブラエルは小型機であるものの内装はほかの小型機と比べて大幅に余裕がある設計になっているので、B737やA320レベルの飛行機となんら変わらない快適さだと思います。(オーバーヘッドビンはやや小さいかもしれません)

ということでホテルに寝に来ただけのラスベガスでしたが、またいつか再訪できることを願ってテイクオフ!

エコノミーでも無料のドリンクサービスがあって、スナックまで出てきましたよ。

こうして無事すべての旅程をこなして、ロサンゼルス国際空港に戻ってきました。

 

数日後、無事にステータスが切り替わり、晴れてプレミア1Kメンバーとなりました。

 

Bottom Line

いや~、シンプルに楽しかったです!こういうThe修行!的な飛び方は面白いですね。途中はしょっているラウンジやホテルのレビューは気が向いたら別途記事にしたいと思います。今年は獲得した1K資格を最大限楽しみながら飛んできたいと思います!

-ファーストクラス, ユナイテッド航空

執筆者:


  1. AWARD FLYER より:

    ターミナル7のユナイテッドクラブが新しくなっているとの事で、去年の7月、自分は逆にCAの搭乗券でトムブラッドレーから向かうパターンでした。広くはなっていましたがThe米系のままでしたね。「こんなん歩くの俺ぐらいだよな・・・」と自虐的に失笑していましたが、お互いに暇人ですねー!そして修行姿、新鮮です・・・!

    • The_miles_flyer より:

      ◆AWARD FLYERさん
      いやいや、さすがに国際線利用者がわざわざUAラウンジまで来るのは、何のメリットもないですし、よほどのもの好きですよ(笑)
      逆パターンならメリットあるので詳しい人ならやるかもしれませんが。
      米国外のラウンジはなかなかいいんですが、国内のラウンジはいまひとつですね。
      久々の修行フライトで、とても楽しかったですよ!

AWARD FLYER へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

アシアナ航空A380ファーストクラス搭乗記|フランクフルト→ソウル仁川 OZ542 Jul2018

欧州から日本への帰りは珍しくアシアナ航空を利用してみました。個人的に欧州方面は快適なANA利用がデフォルトですが、A380/F全社制覇のライフワークが一向に進展しないため、今回重い腰を上げての搭乗です …

SQシンガポール航空A380スイートクラス搭乗記|シンガポール→東京成田 SQ012 Jan2016

SQ特典でA380のスイートクラスに搭乗した時のお話です。シンガポール航空のA380/B77Wのファースト・ビジネスは基本的に他社特典では発券できませんがSQ自社マイルを使用すれば発券できることは最近 …

エミレーツ航空 A380ファーストクラス搭乗記<シャワー・ラウンジ編> EK226 サンフランシスコ→ドバイ May2016

EKエミレーツ航空A380の搭乗記です。シャワー室とラウンジについてご紹介したいと思います。 シャワー室 EKのA380にはアッパーデッキの前方2箇所にシャワー室が用意されて、ファーストクラス利用客の …

キャセイパシフィック航空(CX)B747-400ジャンボ ファーストクラス搭乗記|香港→羽田 CX542 Sep2015

キャセイパシフィック航空で九寨溝観光に行った時の帰り便のお話です。香港から羽田まではB747で運行されるファーストクラスでのフライトでした。これが自分にとってはCXジャンボのラストフライトになりました …

キャセイパシフィック航空 B747-400 ファーストクラス搭乗記 羽田~香港 Aug 2015<機材編>

US Dividend Milesで発券したCXファーストクラスで香港へ行ってきました。1枚のチケットで香港2往復するチケットでしたが、今回は2往復目のフライトです。チケット情報の詳細はこちら。 チェ …

サイト内検索