Up in the SKY

〜年3回ファーストクラスで海外旅行するためのマイル活用術〜

カタール航空 ビジネスクラス

QRカタール航空ビジネスクラス搭乗記|東京羽田→ドーハ QR813 Feb2017

投稿日:

いよいよモザンビーク発券の世界一周航空券旅行に出発します。まずは発券国までのポジショングのフライトです。まずは羽田空港からカタール航空のドーハ経由で南アフリカのヨハネスブルグに向かいました。

カタール航空ビジネスクラス・チェックイン

羽田空港からカタール航空に搭乗するのは初めての体験。チェックインカウンターにやってくると地上業務はJALに委託しているようでした。ここで航空券を見せると片道航空券だったので帰りの航空券を提示するように言われました。

話が面倒になるのが嫌だったので、ヨハネスブルグからマプトへの南アフリカ航空のチケットを提示したところ、それで特にお咎めはありませんでした。

チェックイン後はすぐに出国します。この日は連休前でも何でもない日なのにセキュリティが激混み!おまけに優先レーンはJGC/SFCメンバーであっても自社便搭乗時しか使わせてもらえません。また、Cクラス客の優先レーン使用権はもともとなく、現状ではJGC/SFCエコ客>C客の扱いとなっているようです。。。

思いのほか出国手続きに時間が取られ、サクララウンジでカレーを食べてCXラウンジで担々麺を食べる計画が、時間の都合上CXラウンジのみとなってしまいました。ラウンジは別記事にて。

カタール航空ビジネスクラス・搭乗

ゲートに向かうとまだ搭乗も始まっていないのに優先レーンはすでに行列が。私の場合にはキャビンの撮影をしたいので早く乗りたいですが、普通そんなに早く搭乗したいものですかね?何度も乗っている機材であれば基本最後に乗ってすぐ出発というのが私のスタイルです。

それでは搭乗です。羽田線はB787-8型機で運行されています!

カタール航空ビジネスクラス・シート

搭乗すると左手がこじんまりとしたビジネスクラスのキャビンになっていました。座席数はわずか22席、今回の旅で3レグ乗りましたが、すべての便で完全満席状態でした。ややキャパが不足しているような気もします。そのためアワードで乗る時は先手必勝です。

前方から見たビジネスクラスキャビンの様子です。シートはリバースヘリンボーン型のフルフラットシートです。

窓側のシートはソロシートになっており、お一人様であれば絶対に窓側が宜しいかと思います。

自席をアップで撮影してみました。広々としたサイドテーブルが機能的な一般的なリバースヘリンボーンシートですが、加えて曲線美を感じる美しいデザインもなかなか素晴らしいシートだと感じました。

大型の個人用モニターもあり、抜群の快適性です。久々にシートに感動したフライトでしたよ!

唯一欠点を上げるとすれば、アップライトポジションでオットマンが使えないことでしょうか。下の写真を見て頂ければシートからオットマンまでの距離がかなりあることがお分かり頂けるかと思います。

対して、ANAのスタッガードシートなどは離着陸時もオットマンを使用してリラックスできます。小さな違いですが意外と快適性に与える影響は大きいかなと思います(個人的な感想です)

そしてフルフラット状態のシートの様子です。ベッド幅も狭苦しくなく、快適だと思います。

後方から見たようです。この手のシートで気になるのは足元の広さでしょう。

中は実際座ってみるとこんな感じ。ファーストクラスと比べると足の事由は限られますが、ビジネスクラスのシートとしては優秀な方だと思います。

ベッドのリクライニングは手元のコントローラーで調整しますが、かなり細かく調整可能なようです。とはいっても基本はアップライトとベッドポジションしか使用しませんがねw

現代のシートですので、当然座席ごとにパワーポートは完備していました。寝ている間にスマホの充電をしておけるので便利ですね。

カタール航空ビジネスクラス・アメニティ

カタール航空は深夜便に限ってはビジネスクラスでもかなり豪華なアメニティを提供してくれました。ポーチはアルマーニのもの。

そしてリラクシングウェアとパジャマです。普通リラクシングウェアはビジネスクラスでは出てきませんよ。なかなか太っ腹ですね、カタール航空!

出発準備が一段落するとCAさんがウェルカムドリンクの注文を取りに来ました。シャンパンをお願いするとロゼもあるとのことで、折角なのでランソンのロゼを頂きます。紅白2本のシャンパンを積んでいるのも他社のビジネスクラスではまずありえません。

ファーストクラス並みにしっかりしたシャンパングラスが使われていることにも驚きました。かなり本格的なサービスを楽しめますね。

RTW(のポジショニング)出発を祝って乾杯させて頂きました。

窓の外を眺めるとエミレーツの77Wが駐機しています。久しぶりにあちらにも乗ってみたいのですが、なかなか機会に恵まれません。カタール航空が一足先にドーハに向けて出発となりました。

カタール航空ビジネスクラス・機内食

羽田空港の出発は23:50という深夜便ではありますが、機内食はフルコースのミールが用意されていました。本来であればそのままゆっくり寝てしまえば快適なのでしょうが、ブロガーという立場上、一通りの機内食を堪能する予定でおりましたので、頑張って取材にあたります。

まずはワインリストです。ボトルの写真入りで書かれているのでとても分かりやすいですね。シャンパンはビルカール・サルモンとランソンのロゼ。

白ワインはシャブリのプレミエ・クリュとニュージーランド産。

赤ワインはボルドーが目玉。

その他オーストラリア産、イタリア産でした。

さらにデザートワインとポートワインまで。

泡2、白3、赤3、デザート2という布陣。やはり他社と比べても豪華なラインナップなように感じます。

中東行きは中国本土から中央アジアの南方を抜けて行く北回りパターンとインド亜大陸上空を飛ぶ南回りの2航路がありますが、今日は北回り航路のようでした。ソウル、北京を抜けて中国内陸部を飛行していきます。

ベルトサインが消えたところでいつもならシャンパンをがぶ飲み、というところなのですが、さすがに深夜のフライトなのでゆっくりと無理なく楽しめるワインに早々にシフトいたしました。

もちろん目玉のシャブリ・プレミエ・クリュを頂きます。普段安物のワインしか飲んでいない私からすれば舌触りの良さと香りが本当に素晴らしく感じました。滑らかで優しいワインでした。温められたナッツでワインがどんどん進みます(笑)

アミューズが届いた時にはすでに1杯飲んでしまったようです。

この日のアミューズはホタテでした。日本路線らしくしその上に乗っています。小さなおつまみでしたが、ワインとの相性も抜群でこれだけで1杯飲めてしまうかも(笑)

続いては枝豆とミントのスープです。ビジネスクラスでスープが出てくるのはかなり本格的なサービスだと思います。スープはくせもなく美味しく頂けました。

前菜は照り焼きチキンです。下には蕎麦が敷いてありまして、日本路線らしい食事と言えます。これが機内食としては抜群の美味しさでした!見た目も良くて深夜でもバクバク食べてしまいました。

そしてメインディッシュは牛フィレ肉のグリルです。

白ワインを2杯飲んだ後はお肉に合わせてボルドーの赤ワインです。力強いボルドーのワインは迫力ある味でこれもまた最高に美味しかったです。

残念ながらお肉はパサパサな感じ。折角のフィレ肉、地上で食べたら美味しかったであろうに残念です。機内食で食べる肉は半分以上の確率で外れるものと思っておいたほうがいいです(笑)

深夜ですし、お腹もいっぱいなのでチーズのプレートはパスしまして、最後に軽そうなデザートであるアイスクリームを頂きました。たかがアイスですが、盛り付けが美しいのはさすがカタール航空だと思います。

食後はGODIVAのチョコレートが配られましたが、お土産にお持ち帰りしました。

お腹も一杯になったところでシートをベッドモードにしてしばし休息です。

カタール航空ビジネスクラス・朝食

冬の西行きのフライトは偏西風の影響を受けるためフライトタイムが長くなります。この日もフライトタイムは12時間。もはや欧米便並みのフライト時間です。そのため睡眠時間も長めに取れました。

起きるとシップはパキスタン上空を飛行していました。このあたりで朝食のサービスが始まります。

まだ暗い中テーブルがセットされます。マンゴースムージが出るのは嬉しいです!一般的にはFクラスでもそんな凝った飲み物は提供されていませんよね。

適当に洋食のメニューをオーダーしました。

アップで。スクランブルエッグ、鶏胸肉のグリルなどです。深夜に機内食を食べても非常時間が長くてインターバルも長いので、朝食は普通においしく食べられました。

最後にメロンと生姜のエナジードリンクを貰ってこれからの長い長い修行旅程に耐えられるよう活力を付けました(味は独特でした)。

ドーハが近づくと漸く日が昇り始めました。

シップはアラビア湾上空を航行し、カタール航空の拠点であるハマド国際空港に向けて降下を開始します。

カタール航空の拠点とだけあって、馬、馬、馬、馬、馬…!ですw

Thank you for flying with Qatar Airways.

モニターには乗継情報がズラ~と並びますが、自分の乗継便であるヨハネスブルグ行きが出てきません。もともと65分しか乗継時間がなかったのですが、今回20分ほどの遅延。ハマド空港のMCTである45分程しか乗継時間がなくなってしまいました。

CAさんがスライドバーを開放しまして…w

急いでシップを後にしました。

しかし体だけは間に合ったものの荷物が付いてきませんでした…(涙)詳細は別途記事にてご報告します。

 

Bottom Line

カタール航空のビジネスクラスは初めての搭乗でした。エミレーツがほとんどすべての路線にファーストクラスの機材を飛ばしているのとは対照的にカタール航空はビジネスクラスを「スーパービジネスクラス」と称して他社をリードするシートやサービスを提供する戦略のようです。確かにその戦略通り、シート、機内食、ワイン、アメニティ、サービスなにをとっても超一流のオンボードプロダクトが体験できたと思います。SKYTRAX 5-STARも納得の満足度でした。カタール航空はワンワールドに加盟しているのでJALやAA、BAなどにマイルを貯められるメリットもありオススメです。

-カタール航空, ビジネスクラス

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