中国東方航空で成都から九寨溝に飛んだ時のレビューです。中国国内線ですのでサービスなどには一切期待していはいけませんが、それでも思っていたよりは全然まともなフライトでした。
中国国内線のチケット購入
今回の旅で初めて知ったのですが、中国国内線の割引チケットを航空会社のサイトで購入するのは非常に難しいです。と言いますのも、事前に購入できるのは正規運賃のみなのです。直前になれば割引運賃も販売されてくるのですが、何日前から販売しているのかよく分からず、中国国際航空の東京支社に電話しても「不明」とのことでした。おそらく旅割のような運賃があるタイミングで販売開始となる仕組みなのでしょうが、中国国内の事情に疎い外国人にはそのタイミングを見極めるのは難しく苦戦しました。
しかし色々と調べてみるとCtripというサイトでは事前に割引運賃が購入できることを発見しました！今回は成都→ 九寨溝を中国東方航空(MU)、九寨溝→成都の復路を四川航空という旅程で発券しました。
Ctripは中国系のサイトということで若干の不安はありましたが、口コミを見た限り悪くなかったですし実際購入してみるとすぐにEチケットも届きましたので、安心して利用出来るサイトだと思いました。
中国東方航空国内線・チェックイン
朝７時のフライトに搭乗するため、６時前に成都空港の国内線ターミナルにやってきました。早朝だというのに空港は大混雑です。さすが中国第４の都市の空港です。
チェックインは比較的スムーズに済みましたが、セキュリティは長蛇の列で大変でした。中国国内線を利用する場合は余裕を持って空港に行った方がいいかと思います。
セキュリティを抜けるのに時間がかかったので、搭乗ゲートに直行しました。
が、なんと天候不良により２時間のディレイとなるようです。もちろん事前のアラートはありませんし、チェックインの時にも一切案内されませんでした。
時間ができたので空港内のレストランで朝食を食べることにしました。
美味しかったですが、これで1,000円以上しましたので中国の物価水準を考えればべらぼうに高かったです。
この後、中国東方航空のラウンジに行ってみようと思いましたが（デルタゴールドメダリオン利用です）、「国内線のみの利用の際はラウンジが使えません」と言って受付で利用を断られてしまいました…。米国国内線では一般的なルールかと思いますが、それが中国国内線でも適用されているのは驚きでした。ちなみに今回のチケットはデルタにはマイル加算できないほどの割引運賃でした。
と、ここでラウンジの受付スタッフから出発時刻が再度変更になってもう搭乗を開始しているから早くゲートに行ってくださいとの案内がありました。もともと7時出発の予定が遅延して9時が新しい出発時間でしたが、それが8時出発に変更になったようです。
アナウンスは全くなく、たまたまラウンジに寄った時に教えて貰えたので乗り遅れずに済みました。非常に不親切なオペレーションだと思いました。
中国東方航空国内線搭乗レビュー
バスに乗って沖止めゲートからの搭乗でした。
中国キャリアは特別塗装機が非常に多いですが、今回の機材も新塗装の特別塗装機でした。
座席は普通のエコノミーで、個人用モニターはありませんでした。
しかしスカイインテリアの内装になった新機材でしたので、非常に快適でした。こんな田舎の国内線に投入される機材なんてオンボロ機材だと思っていただけに、これは拍子抜けでした。その他、CAさんの制服やセイフティビデオなども近代的で、思ったよりしっかりした航空会社でした。
出発前にペットボトルの水が配られました。
ゲートを出発したシップはラウンウェイに向かいます。途中見られる飛行機のほとんどは中国系の会社でした。朝の出発ラッシュでランウェイも渋滞でした。
成都が山間部で霧かがっているだけなのか、大気汚染なのか分かりませんが、とにかく見通しが悪かったです。中国の都市部はどこもこんな感じで気分が滅入りますね…
しかし離陸後すぐに窓の景色は激変しました。
九寨溝に向けて飛行する気窓からは美しい空と険しい山がちな地形が広がっていました。
そしてあっという間に九寨溝の空港に到着です。
田舎の空港らしく中国のエアラインが数機だけ駐機している程度でした。
空港自体が高度が高い場所にあるので、敏感な人は酸欠を感じるかもしれません。
乗合タクシーでこの日宿泊する九寨溝の市内へ向かいました。
